朝日カルチャーセンター4月期の文芸翻訳講座
朝日カルチャーセンターでの2020年4月期の文芸翻訳講座の受付がはじまりました。今期も、新宿教室・横浜教室・中之島教室の3か所で開講します。
1月期の講座では、一般向け定期講座「文芸翻訳教室・英語と日本語のはざまで」がまだ申しこみ可能です。予習不要です。
【3月1日追記 3月7日は休講、28日に代講となりました】
【3月26日追記 28日は休講となりました】
【3月9日追記 3月14日は休講となりました。代講日は5月2日(同時間帯)となる予定です】
トップページの「講座を探す」で、フリーワード検索に講師名を入れてもらえれば、現在受付中の講座がわかります(講師名を入力するときは、苗字と名前のあいだにスペースを入れてください)。教室名のタブ(新宿・横浜・中之島)をクリックすると、その教室の全講座が表示されます。
3教室とも毎期、「英米小説の翻訳」(要予習、毎月1回)と一般向け定期講座「文芸翻訳教室・英語と日本語のはざまで」(予習不要、各期1回、4月期は中之島4月25日、新宿6月6日、横浜6月13日)があります。
さらに、新宿教室では倉林秀男さんとの対談があります。
「英米小説の翻訳」は、新宿と横浜は1時間半×3回、大阪は3時間×1回の形でおこないます(大阪は扱う英文の長さが約3分の2です)。原則として、長短編小説の一部をていねいに訳し、全員の訳文を全員に配布して細かく検討していきます。4月期は、1月期と同じく、1960年ごろのアメリカの短編(1月期とは別の作品)を扱います。
新宿は火曜午前・木曜夜・土曜午後の3クラス(どれかひとつを受講)、横浜と中之島は土曜午後の1クラスです。
「英米小説の翻訳」では、英文の訳読のほかに、各期ごとに指定した本(おもに翻訳書または周辺書)を読んできて簡単に感想を言ってもらう時間を少しとります。課題書はこのブログの右側に載せてあり、4月期は『忘れられた巨人』(カズオ・イシグロ著、土屋政雄訳、早川epi文庫)です。
一般向け定期講演「文芸翻訳教室・英語と日本語のはざまで」は、翻訳の仕事にまつわるエピソードなどを英文の実例とともに紹介していくもので、毎回内容が異なります。「翻訳しづらい英語表現」「訳文添削道場」「編集・校閲・校正担当者とのやりとり紹介」など、初級者から上級者までに役立つ話が盛りだくさんです(予習不要)。
「英米小説の翻訳」を受講中の人やこれから受講しようという人、予習する余裕はないけれど文芸翻訳の勉強を長くつづけたい人などは、可能なかぎり毎回受講してください。語学の知識が少し必要ですが、どなたでも参加できます。
◎「英米小説の翻訳」の日程とお申しこみページは以下のとおりです。
・新宿火曜午前(4月7日&6月2日&6月30日、10時から11時30分)
・新宿木曜夜(4月9日、5月14日、6月11日、19時から20時30分)
・新宿土曜午後(4月4日&5月30日&6月6日、13時30分から15時)
・横浜(4月11日&5月9日&6月13日、13時30分から15時)
・中之島(4月25日、13時から16時)
◎一般講演「文芸翻訳教室・英語と日本語のはざまで」のお申しこみページは以下のとおりです。
・中之島(4月25日、16時30分から18時)
・新宿(6月6日、15時30分から17時)
・横浜(6月13日、15時30分から17時)
◎今期も新宿教室で、ゲストをお招きしての公開対談「だから翻訳は面白い」をおこないます。
今回は、ベストセラー『ヘミングウェイで学ぶ英文法』シリーズの著者で、新宿教室でも講座を担当していらっしゃる倉林秀男さん(杏林大学准教授)をお招きし、『ヘミングウェイ~』をお書きになったいきさつや正確な英文読解力の習得法などについてうかがいたいと思っています。
また、英語に関するクイズやこぼれ話をお互いに用意して、参加者のみなさんにも楽しみながら取り組んでもらう時間を作る予定です。翻訳学習者だけでなく、語学に興味がある人はどなたでもお気軽にご参加ください。もちろん、予習不要です。
「だから翻訳は面白い」対談シリーズは、これまで翻訳者や出版関係者をお相手に開催し、今回が7回目です。今後も翻訳出版にさまざまな形でかかわっている人をお招きするつもりです。
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今年も『文芸翻訳教室』特別勉強会を開催します。以下の日程でおこないます(どれかひとつにご参加ください)。
・東京・夜―――3月19日(木) 19:00~20:40【2月28日追記 中止となりました】
・東京・午前――3月24日(火) 10:00~11:40【2月28日追記 中止となりました】
・大阪・夜―――4月24日(金) 19:00~20:40【3月23日追記 中止となりました】
くわしい内容とお申しこみ方法については、このページを見てください。
4月期から「英米小説の翻訳」の受講を考えていらっしゃる人などは、ぜひ参加してください。もちろん、この1回だけの参加でもかまいません。
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先日、『この英語、訳せない!』のインデックスを公開しました。エクセル版、テキスト版、EPWING版の3種類があります。どなたでもご自由にダウンロードしてください。このページにあります。
『この英語、訳せない!』刊行に合わせて作成した動画「この英語訳せない! 特別編」の販売サイトはこちら。YouTubeのサンプル動画はこちらで視聴できます。「日本人なら必ず誤訳する英文・決定版 特別編」など、ほかのものはこちらにあります。