朝日カルチャーセンター1月期の文芸翻訳講座
朝日カルチャーセンターでの2020年1月期の文芸翻訳講座の受付がはじまりました。今期も、新宿教室・横浜教室・中之島教室の3か所で開講します(中之島は22日受付開始)。
19年10月期の講座では、一般向け定期講座「文芸翻訳教室・英語と日本語のはざまで」がまだ申しこみ可能です。予習不要です。
トップページの「講座を探す」で、フリーワード検索に講師名を入れてもらえれば、現在受付中の講座がわかります(講師名を入力するときは、苗字と名前のあいだにスペースを入れてください)。教室名のタブをクリックすると、その教室の全講座が表示されます。
3教室とも毎期、「英米小説の翻訳」(要予習、毎月1回)と一般向け定期講座「文芸翻訳教室・英語と日本語のはざまで」(予習不要、各期1回、1月期は中之島1月25日、新宿3月7日、横浜3月14日)があります。
さらに、新宿教室ではこの対談があります。
新宿 2月1日 だから翻訳は面白い 英語にしづらい日本語、日本語にしづらい英語
「英米小説の翻訳」は、新宿と横浜は1時間半×3回、大阪は3時間×1回の形でおこないます(大阪は扱う英文の長さが約3分の2です)。原則として、長短編小説の一部をていねいに訳し、全員の訳文を全員に配布して細かく検討していきます。1月期は1950年ごろのアメリカの短編を扱います。
新宿は火曜午前・木曜夜・土曜午後の3クラス(どれかひとつを受講)、横浜と中之島は土曜午後の1クラスです。
「英米小説の翻訳」では、英文の訳読のほかに、各期ごとに指定した本(おもに翻訳書または周辺書)を読んできて簡単に感想を言ってもらう時間を少しとります。課題書はこのブログの右側に載せてあり、1月期は『この英語、訳せない!』(越前敏弥著、ジャパンタイムズ出版、11月末刊行)です。
一般向け定期講演「文芸翻訳教室・英語と日本語のはざまで」は、翻訳の仕事にまつわるエピソードなどを英文の実例とともに紹介していくもので、毎回内容が異なります。「翻訳しづらい英語表現」「訳文添削道場」「編集・校閲・校正担当者とのやりとり紹介」など、初級者から上級者までに役立つ話が盛りだくさんです(予習不要)。10月期と1月期は「アナと雪の女王翻訳秘話」も少し紹介します。
「英米小説の翻訳」を受講中の人やこれから受講しようという人、予習する余裕はないけれど文芸翻訳の勉強を長くつづけたい人などは、可能なかぎり毎回受講してください。語学の知識が少し必要ですが、どなたでも参加できます。
◎「英米小説の翻訳」の日程とお申しこみページは以下のとおりです。
・新宿火曜午前(1月7日&2月4日&3月3日、10時から11時30分)
・新宿木曜夜(1月9日、2月13日、3月12日、19時から20時30分)
・新宿土曜午後(1月18日&2月1日&3月7日、13時30分から15時)
・横浜(1月11日&2月8日&3月14日、13時30分から15時)
・中之島(1月25日、13時から16時)
◎一般講演「文芸翻訳教室・英語と日本語のはざまで」のお申しこみページは以下のとおりです。
・中之島(1月25日、10時30分から12時)
・新宿(3月7日、15時30分から17時)
・横浜(3月14日、15時30分から17時)
◎今期も新宿教室で、ゲストをお招きしての公開対談「だから翻訳は面白い」をおこないます。
今回は、「The Japan Times Alpha」 編集長で英語講師でもある高橋敏之さんをお招きして、「英語にしづらい日本語、日本語にしづらい英語 」というテーマでお話しします。11月に刊行される越前の新著『この英語、訳せない!』(ジャパンタイムズ出版)の内容や、週刊学習紙 Alpha のさまざまな記事への反応などにもふれつつ、多くの実例を挙げながらお互いの経験を話せたらと考えています。もちろん、予習不要です。
「だから翻訳は面白い」対談シリーズは、これまで翻訳者や出版関係者をお相手に開催し、今回が6回目です。今後も翻訳出版にさまざまな形でかかわっている人をお招きするつもりです。
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『日本人なら必ず誤訳する英文・決定版』刊行に合わせて作成した動画「日本人なら必ず誤訳する英文・特別編」の販売サイトはこちら。YouTubeのサンプル動画はこちらで視聴できます。
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