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2018年4月23日 (月)

『文芸翻訳教室』刊行

 著書の『文芸翻訳教室』(研究社)が刊行されました。

 文芸翻訳の入門書ということでは、2011年に書いた『日本人なら必ず悪訳する英文』につづく2冊目ですが、そのときは新書版で、内容が一部の技術にかぎられていたのに対し、今回はシノプシス・あとがきの書き方や文芸翻訳者の心構えなど、あらゆる面を網羅した入門書です。

 これまで雑誌やサイトに連載した記事と、各種講座やトークイベントで話した内容をまとめて、かなり加筆したものです。訳文とシノプシスの添削例、あとがきの実例など、盛りだくさんです。

 ぜひゆっくり読んでください。
 目次はこんな感じです。
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はじめに
表記のルール/辞書や調べ物について

第1部 文芸翻訳のツボ
【1】誤訳を減らすには
【2】日本語を鍛えよう
【3】日本語の現状を知ろう
【4】視点を忘れるな
【5】流れを大切に
【6】作者の意図に忠実に
【7】調べ物で手を抜くな
【8】「めりはり」とバランス
【9】どんな訳文をめざすべきか
【10】名訳に学ぼう

《コラム1 伊藤和夫先生から学んだこと》

第2部 文芸翻訳の実践
【1】表記のルールを守ろう
【2】どんな順序で伝えるか
【3】登場人物にふさわしい日本語
【4】深く読みこんで、必要なだけ噛み砕く
【5】センテンスの切れ目を大切に
【6】おもしろさや味わいを伝えるために
【7】どこまで説明するか

《コラム2 どんな本を読むべきか》

第3部 文芸翻訳の現場
【1】リーディングとは
【2】シノプシスを書いてみよう(1)
【3】シノプシスを書いてみよう(2)
【4】生徒によるシノプシス添削例
【5】企画持ちこみについて
【6】あとがきについて
【7】文芸翻訳者の心構え

《コラム3 特別インタビュー
      「読者とつながり、書店を巻きこむ」》 

おわりに
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 作品社から故・東江一紀さんのエッセイ集『ねみみにみみず』が刊行されました。わたしが編者をつとめています。これについては、先週翻訳ミステリー大賞シンジケートにくわしい紹介文を書いたので、ぜひそちらを読んでください。

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 この2冊と、2月末に出たダン・ブラウン『オリジン』の刊行を記念してのトークイベントが、これから立てつづけにあります。

4月27日(金) NHK文化センター西宮 「翻訳の世界への招待」

         蔦屋書店 梅田 「ダン・ブラウン『インフェルノ』を読む」

4月28日(土) 朝日カルチャー中之島 「翻訳百景」

          紀伊國屋グランフロント大阪 「『オリジン』&『文芸翻訳教室』刊行記念トーク」

4月29日(日) 京都出町座 「翻訳者・東江一紀の仕事と日常」

4月30日(月) 朝日カルチャー新宿 「ダ・ヴィンチ〈最後の晩餐〉 ~一枚の絵から~」

5月6日 (日) HMV HIBIYA COTTAGE 「『ダ・ヴィンチ・コード』『オリジン』の訳者が教える文芸翻訳の基本と実践」

5月10日(日) 東京ウィメンズプラザ 「第24回翻訳百景ミニイベント・『ねみみにみみず』刊行記念」

5月26日(土) 青山ブックセンター本店 「文芸翻訳の基本と実践」

 イベント情報は、関西がここ、関東がここにまとまっています。

 

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