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2018年3月

2018年3月27日 (火)

朝日カルチャーの一般向け講演「翻訳百景」について

 これまでも朝日カルチャーで「翻訳百景」という名前のトークを3か月に1回やってきましたが、4月から内容が変わり、より実践的で翻訳学習者や語学学習者に向けたものになります。もちろん、そうではない人が聴きにきてくださるのも大歓迎ですが、語学の知識はある程度必要になります。

「英米小説の翻訳」の受講生は、できるかぎりこちらも継続的に受講してください。また、これから 「英米小説の翻訳」を受講する人や、短い時間しかとれない人もぜひ来てください。
 具体的な内容をいくつか紹介します。

誤訳しがちな英文集
 かつて『日本人なら必ず誤訳する英文』『~リベンジ編』を書いたとき、長さの関係で採用できなかった例文を再構成し、毎回ふたつの文法項目に沿ってお話しします。本編よりはやや簡単ですが、予習なしで取り組むとかなりの手応えがあるでしょう。

訳文添削道場
 10行程度の英文と、クラス生の訳文3人ぶんを題材にして、改善点を指摘していきます。ふだんの「英米小説の翻訳」クラスのモデル授業に近いものです。

ゲラ直しの実際
 これまでに仕事で扱ってきたゲラ(訳文を実際の本と同じようにページに組んだもの)を見ながら、編集者・校閲者・校正者による指摘を紹介し、それに対してどう対処してきたかをお見せします。

翻訳で気をつけるべきこと・あれこれ
 毎回3つか4つの小テーマを選び、訳出のうえで気をつけるべきことを簡単に説明します。

 そのほか、お楽しみのクイズや、名訳の紹介など、盛りだくさんの内容にしたいと思っています。

 4月期の「翻訳百景」の開講日時は以下のとおりです。

新宿(6月2日、15時30分から17時)
横浜(6月9日、15時30分から17時)
中之島(4月28日、16時30分から18時)

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 新宿教室での特別講座「ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」 ~一枚の絵から」のお申しこみページは以下のとおりです。4月期には「一枚の絵から」というテーマでおこなわれる講座がいくつかあり、多くは美術史の先生がたによるクラスですが、わたしも1コマ担当させていただくことになりました。ダン・ブラウンのラングドン・シリーズに登場する美術作品全体について、翻訳者の立場からお話しします(予習不要)。

新宿(4月30日、10時30分から12時)

2018年3月16日 (金)

INFORMATION 2018-03-16

 刊行が遅れていた著書『文芸翻訳教室』(研究社)は、4月20日に発売される予定です。「文芸翻訳のツボ」「文芸翻訳の実践」「文芸翻訳の現場」の3部構成から成る本で、技術的なことから仕事をする上での心構えまでを総覧できる本です。もう少しお待ちください。

 この本に関するトークイベントとしては、まず4月28日(土)に紀伊國屋グランフロント大阪店で、ダン・ブラウン新作の翻訳秘話と合わせての「『オリジン』&『文芸翻訳教室』刊行記念トーク&サイン会」があります(すでに受付開始)。

 東京では、5月に2回おこなう予定です(『オリジン』との組み合わせで1回、『文芸翻訳教室』単独で1回)。近々日程と場所をお知らせするので、もう少しお待ちください。

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 東京大学文学部のホームページに「卒業生インタビュー」が掲載されています。これから文Ⅲを受験するみなさん、文学部へ進学するみなさんへのメッセージや、翻訳という仕事の意義などを、たくさんの失敗談を交えてお話ししました。よかったら読んでください。

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 21日の徳島『ダ・ヴィンチ・コード』読書会、24日の「はじめての読書会」(課題書『キオスク』)@本のフェスは、どちらも残席わずかです。課題書を読んでの参加が原則なので、お早めにお申しこみください。

2018年3月 6日 (火)

INFORMATION 2018-03-06

 マイケル・ロボサム『生か、死か』が文庫化され、刊行されました。作家の堂場瞬一さんから、力強い応援コメントをいただいています。CWAゴールドダガー(英国推理作家協会最優秀長編小説賞)受賞作です。

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 3月24日の「はじめての読書会」は、満席のため締め切っていましたが、あと20名のかたのご参加が可能になりました(部屋は変わりません)。追加募集がはじまっているので、ぜひお申し込みください。課題書は『キオスク』(ローベルト・ゼーターラー著、酒寄進一訳)です。

登壇者:
倉本さおり(書評家、司会)
小国貴司(「BOOKS青いカバ」店主)
酒寄進一(『キオスク』訳者、ドイツ文学者)
竹田信弥(「双子のライオン堂」店主)
遠山明子(翻訳者、ドイツ文学者)
津田啓行(東宣出版編集者)
(敬称略)

 今回の「はじめての読書会」は「本のフェス」の参加イベントとして開催されます。ぜひ「本のフェス」のほかの催しにもご参加ください。
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 3月21日の徳島翻訳ミステリー読書会は、残席わずかとなりました。課題書は『ダ・ヴィンチ・コード』で、わたしも参加します。地元以外のかたは、鳴門の大塚国際美術館に寄ってから参加することをお勧めします。作中に登場する〈最後の晩餐〉〈岩窟の聖母〉〈モナ・リザ〉などの実物大の陶板画を観ることができます。
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 4月期の朝日カルチャーセンター(新宿・横浜、中之島)の文芸翻訳クラスの概要は、ここにまとまっています。3月10日の横浜教室での一般向け講演「翻訳百景・英語と日本語のはざまで」は、まだ受付中です(予習不要なので、当日まで受けつけます)。

 NHK文化センター(青山、西宮)の特別講座の情報はこの記事の下のほうにあります(朝日カルチャーとの内容の重複はありません)。

2018年3月 2日 (金)

『オリジン』刊行

 ダン・ブラウン『オリジン』がKADOKAWAから刊行されました。『天使と悪魔』『ダ・ヴィンチ・コード』『ロスト・シンボル』『インフェルノ』につづくロバート・ラングドン教授シリーズの第5弾です。舞台はスペインで、グッゲンハイム美術館やガウディの作品がたっぷり登場します。テーマは進化論とAIで、いつものように、一見難解なテーマをわかりやすく説明しつつ、ノンストップ・スリラーに仕上げています。

 われわれはどこから来たのか。われわれはどこへ行くのか。全編を通して、このふたつの問いかけがおこなわれます。
 ぜひ楽しんで読んでください。
 冒頭部分の試し読みはこちら

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 4月28日(土)の午後7時から、紀伊國屋書店グランフロント大阪店で 「『オリジン』&『文芸翻訳教室』刊行記念トーク&サイン会」があります。お近くのかたはぜひお越しください。

 なお、『文芸翻訳教室』(研究社)は、3月中旬刊行予定でしたが、諸事情により少し遅れます。刊行日がはっきりしたら、またお知らせします。トークイベントでは『オリジン』の話と半々ぐらいで進める予定です。

 東京でのトークイベントも、現在検討中です。こちらも、何か決まりましたらお知らせします。

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 その他、ダン・ブラウンがらみでは、以下のふたつが決まっています。

・3月21日(水、祝)
 課題書『ダ・ヴィンチ・コード』
 わたしも参加し、30分程度のミニ講演をする予定です。

・4月30日(月、祝)
 朝日カルチャー新宿特別講座「ダ・ヴィンチ〈最後の晩餐〉~一枚の絵から
 翻訳者の立場から、ダン・ブラウンの諸作に登場する美術作品の話や翻訳裏話を紹介します。

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