プロフィール

  • 越前敏弥
    文芸翻訳者。 いまのところ、更新は週1、2回程度です。 ご感想・お問い合わせなどは office.hyakkei@gmail.com へお願いします。
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2017年10月

2017年10月31日 (火)

第2回「はじめて海外文学スペシャル」

 12月17日(日)に第2回「はじめての海外文学スペシャル」がおこなわれます。詳細については公式サイトをご覧ください。

 お申し込みはすでにはじまっていて、受付を開始したきのう1日で3分の1のお席が埋まりました(11月1日正午追記 現時点で半分埋まっています)。参加を希望なさるかたは早めにお申し込みください。お申し込みの宛先は、これまでの翻訳百景のメールアドレス(office.hyakkei)ではなく、はじめての海外文学のアドレス(hajimetenokaigaibungaku)なのでご注意ください。
 現時点での登壇予定者は以下のとおりです。

(20名。12月1日時点、50音順、敬称略。さらに増える可能性あり)

宇野和美、河野万里子、こだまともこ、斎藤真理子、酒寄進一、三辺律子、芹澤恵、高遠弘美、田中亜希子、田辺千幸、遠山明子、ないとうふみこ、永田千奈、西崎憲、野坂悦子、古市真由美、古屋美登里、吉澤康子、和爾桃子、越前敏弥(司会進行)



 去年の第1回の様子はここで見ることができます。
 全国書店での「はじめての海外文学」フェア(今年で3回目)は、あす11月1日にスタートします。 
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2017年10月20日 (金)

INFORMATION 2017-10-20

 ロバート・マッキー著『ダイアローグ』(フィルムアート社)がまもなく刊行されます。世界で最も影響力のあるシナリオ講師による創作論です。劇作だけでなく、文章を書くすべての人、フィクションを深く楽しみたいすべての人にお勧めします。

 自分の訳書としてははじめての本格的な映画本なので、いつにも増して刊行をうれしく思っています。
 25日発売ですが、一部書店ですでに先行販売中です。先行販売の店舗や内容の詳細については、フィルムアート社のウェブマガジン「かみのたね」をご覧ください。訳者あとがきの全文を公開しています。
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 このあとの講座・トークイベント・読書会の予定は以下のとおりです。開催日が迫っているので、参加予定のかたは早めにお申しこみください。

・27日(金)19:00~20:30 満席

・28日(土)10:30~12:00
 文芸翻訳のツボ(朝日カルチャー中之島、予習不要)

・28日(土)13:00~16:00
 英米小説の翻訳(朝日カルチャー中之島、要予習)

・28日(土)16:30~18:00
 翻訳百景・英語と日本語のはざまで(朝日カルチャー中之島、予習不要)

・28日(土)18:30~20:30
 『おやすみ、リリー』読書会(堂島のティールーム)

・29日(日)15:00~17:00 【10月22日追記 おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちの形でお受けします】
 第2回はじめての読書会(課題書『ぼくが死んだ日』、外苑前Glocal Cafe) ※わたしは後半から参加します。
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 12月17日の14時から「今年もやります! はじめての海外文学スペシャル」が開催されます。去年と同様に選者の翻訳者有志が集まって、本の紹介をするイベントです。現時点ですでに15人の登壇が決まっています。
 正式告知と受付開始は30日(月)の午前(10時ごろ?)です。告知ははじめての海外文学 Vol.3のサイトでおこないますが、このブログでもほぼ同時にお知らせする予定です。

2017年10月 6日 (金)

第22回翻訳百景ミニイベント報告

 昨夜、第23回翻訳百景ミニイベントをおこないました。参加してくださった皆さん、告知に協力してくださった皆さん、ありがとうございました。

 今回は、夏ごろから各地でおこなってきた『メアリと魔女の花』と『世界文学大図鑑』関連のトークの総まとめとして、そしてこれまでに参加できなかった人などへの最後の機会として開催したものです。

 以下は、話した内容の一部です。

◎『メアリと魔女の花』
・作者が「メアリー」なのに、なぜ主人公は「メアリ」なのか
・「メアリ」は英語圏ではありふれた名前で、主人公はそのことを引け目に感じている。アニメにはそれがどう反映されたか
・登場人物のMarjoribanks、Mcleodの読み方や、飼い犬の Confucius の名前の由来について
・章題の訳し方や作中の詩の押韻部分の処理の仕方
・小説と映画のそれぞれの鑑賞ポイント

◎『世界文学大図鑑』
・どのような作品がどういう考えに基づいて選ばれているか
・図鑑の翻訳特有の問題(レイアウトや字数制限など)
・ダンテ『神曲』、シェイクスピア〈ファースト・フィリオ〉、カフカ『変身』にまつわるエピソードと関連クイズ

 そして、カフカ『変身』の旧訳・新訳の比較を手がかりにして、同化(domesticatin)と異化(foreignization)の問題について話したあたりで、残り時間がわずかとなり、残念ながら近現代の話はほとんどできませんでした。

 あわただしい終わり方をして、時間の余裕がなかったため、アンケートの数は多くありませんでしたが、大半のかたがその同化・異化の問題についてもっとくわしく聞きたかったと書いていらっしゃいました。

 現在、文芸翻訳の技術全般に関するつぎの著書を執筆中で、同化・異化の問題はそのなかでも採りあげるつもりです。来年の前半には刊行できると思います。

 近現代についてほとんど話す時間がなかったのですが、参加者の皆さんには最後に昨年の放送大学の講座「世界文学への招待」のアーカイブを紹介しました。世界文学がいまどのようにひろがり、各地でどのような問題が重要になっているのかを考えていく絶好の材料です。興味のある人は、ぜひテキストを買って観てください(動画はすべてここで観られます45分×15回)。

 後半の『世界文学大図鑑』のトーク中に、折よくノーベル文学賞の結果が知らされるなど、にぎやかで楽しいイベントでした。あらためて、参加してくださった皆さん、ありがとうございました。

 著書の準備やダン・ブラウン新作 Origin の訳出作業などで、年内はあまり時間がとれず、このブログの更新回数も減ると思いますが、11月からはじまる「はじめての海外文学フェア」や関連するトークイベントなどの情報はしっかり掲載していきます。 

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