集英社文庫から『鏡の迷宮』(E・O・キロヴィッツ著)が刊行されました。
三十年近いキャリアを持つルーマニアのベストセラー作家が、はじめて英語で書いた作品です。
四人の人間の語りから構成され、だれの記憶が正しいのか、だれが嘘をついているのかがわからず、読者をまさに迷宮へ誘いこんでいく作品です。ジュリアン・バーンズの『終わりの感覚』やアラン・レネの〈去年マリエンバートで〉、黒澤明の〈羅生門〉(または芥川龍之介の「藪の中」)といった作品に似たところのある奇妙な味わいのミステリーです。
長さも文庫で300ページ余りと手ごろなので、ぜひご一読ください。
――――――――――
朝日カルチャーセンター新宿・横浜・中之島各教室の7月期文芸翻訳講座がまもなく開講します。特に、月1回の「英米小説の翻訳」に参加を希望なさるかたは、予習教材(1回につき原書1ページ程度)があるので、早めに申し込んでください。
各教室でおこなわれている講座を一覧したい場合は、新宿はこのページ、横浜はこのページ、中之島はこのページへ行って、講師名を入れてもらえれば、まとめて見ることができます。
プロジェクト『外国の本っておもしろい!』は、おかげさまですでに目標額を達成して刊行が決まりましたが、今月末までご支援を受けつけています。今後この本を広く売っていくため、読書探偵作文コンクールをつづけていくために、資金は多いに越したことはないというのが本音です。
すでにご支援くださっている方が、金額を追加するなどして、イベントやパーティーのコースに変更することは可能です。変更を希望なさる場合はサウザンブックスにお問い合わせください。
7月30日の記念イベントは、アフリカの民族音楽の実演、フィンランドとのスカイプ中継、英語・中国語・ポルトガル語の絵本の朗読(原語&日本語)など、大人も子供も楽しめる盛りだくさんの内容です(出演者からのメッセージはここ)。まだまだ空きがあるので、いまからでもぜひお申しこみください。
« INFORMATION 2017-06-19 |
トップページ
| INFORMATION 2017-07-03 »