プロフィール

  • 越前敏弥
    文芸翻訳者。 いまのところ、更新は週1、2回程度です。 ご感想・お問い合わせなどは office.hyakkei@gmail.com へお願いします。
無料ブログはココログ

« INFORMATION 2016-09-16 | トップページ | INFORMATION 2016-09-30 »

2016年9月21日 (水)

サウザンブックスについて

 少し前にスタートしたサウザンブックスをご存じでしょうか。

 ひとことで言うと、クラウドファンディングによって翻訳書を出版する試みで、プロジェクトが成立した場合には、編集から制作、営業などを一手に引き受けてくれるというものです。賛同者が一定数集まらない場合には、プロジェクトが成立せず、そのときは賛同者には支払い義務が生じません。

 くわしくは「サービスの流れ」や「よくあるご質問」を見てください。実際にプロジェクトに参加すると、出資のしかたがいろいろあることがわかります(金額が何段階かに分かれ、それに応じて受けとるものもちがいます)。

 発足した当初は、わたしもしばらく様子を見ていたのですが、先日、担当の人たちから直接話を聞くことができ、なかなか面白い試みだと思いました。

 トップページには、現在進行中の企画3つと、今後の予告が並んでいます。現時点で、すでに成立した企画がひとつと、もう少しという企画がふたつあるようです。もう少しの一方は、翻訳百景のミニイベントや《BOOKMARK》の頒布などなどで今年何度もごいっしょしている三辺律子さんによるものです。内容についてはここを見てください。

 ふつうは数千部から1万部ぐらいの販売が見こめないと、翻訳書の出版は不可能なのですが、この方式だと1,000部程度が見こめると成立します(支援者の数と一致しないのがわかりにくいのですが、各プロジェクトのパーセントの部分を見てください)。メガヒットは望めないけれど、ある程度の固定読者が確実にいるような作品(たとえば、古くからマニアの熱狂的支持が強い作品など)で有効な企画だと思います。

 立ちあがったばかりの組織でもあり、わかりづらい部分もいくつかありますが、わたし自身も最近プロジェクトへの参加を決め、また、自分自身の企画を何か出せないかと検討しているところです。みなさんもよかったらサイトを見てください。

 サウザンブックスについては、DOTPLACEの連載「出版翻訳あれこれ、これから」でも近いうちに採りあげる予定です。 

« INFORMATION 2016-09-16 | トップページ | INFORMATION 2016-09-30 »

あれこれ」カテゴリの記事