プロフィール

  • 越前敏弥
    文芸翻訳者。 いまのところ、更新は週1、2回程度です。 ご感想・お問い合わせなどは office.hyakkei@gmail.com へお願いします。
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2016年9月

2016年9月30日 (金)

INFORMATION 2016-09-30

  『おぎょうぎのわるいピート』以来となる2冊目の絵本の訳書『ゴードン・パークス』(キャロル・ボストン・ウェザーフォード著、ジェイミー・クリストフ絵、光村教育出版)が刊行されました。黒人ではじめて《ライフ》誌など大手雑誌の専属カメラマンとなり、黒人初の映画監督としても活躍したゴードン・パークスの伝記絵本です。 

 小学校中学年・高学年から、大人でもじゅうぶん楽しめる本です。ぜひ手にとってみてください。

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 ダン・ブラウンの『天使と悪魔』『ダ・ヴィンチ・コード』『ロスト・シンボル』『インフェルノ』につづくラングドン・シリーズ第5弾が2017年9月27日に本国で刊行されることが明らかになりました。タイトルは Origin。Publisher's Weekly の記事はこれです。 

 内容の詳細や日本での刊行予定などはまだわかっていません。確定情報がはいりましたら、このブログなどで随時お知らせします。 

 映画〈インフェルノ〉の公開は今年の10月28日です。公式サイトはこちら 

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 10月15日(土)の第20回翻訳百景ミニイベント「ファンタジーを心ゆくまで語りつくそう!」は、ゲストに金原瑞人さん、酒寄進一さん、三辺律子さんをお招きします(越前は司会進行のみ)。140名近くのかたがお申しこみ済ですが、大ホールを使用するため、まだまだお席の余裕があります。どうぞお誘い合わせのうえ、このページの青字部分の要領でお申しこみください。
 10月21日(金)の紀伊國屋書店グランフロント大阪店での「
もっと海外文学を!〈BOOKMARK〉について語ろう!」も、まだ少し残席があるようです。こちらは金原瑞人さん、三辺律子さん、越前の3人で、第1号から第5号までについて一気に話す予定です。関西ではなかなかない機会なので、近隣のかたはぜひお越しください。こちらは紀伊國屋書店グランフロント大阪店へ直接お申しこみください(店頭または電話)。
 どちらのイベントでも、先日完成した〈BOOKMARK〉第5号を全員に配布します。

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 朝日カルチャーセンター東京新宿教室と大阪中之島教室の10月期文芸翻訳講座の受付を引きつづきおこなっています。内容の詳細については、この記事をご覧ください。 今期は両教室とも、「英米小説の翻訳」のほかに、オリエンテーションクラス「文芸翻訳のツボ」と、特別講座「小説と映画で『インフェルノ』を二度楽しむ」(大阪が10月22日、東京が11月5日)があります。

2016年9月21日 (水)

サウザンブックスについて

 少し前にスタートしたサウザンブックスをご存じでしょうか。

 ひとことで言うと、クラウドファンディングによって翻訳書を出版する試みで、プロジェクトが成立した場合には、編集から制作、営業などを一手に引き受けてくれるというものです。賛同者が一定数集まらない場合には、プロジェクトが成立せず、そのときは賛同者には支払い義務が生じません。

 くわしくは「サービスの流れ」や「よくあるご質問」を見てください。実際にプロジェクトに参加すると、出資のしかたがいろいろあることがわかります(金額が何段階かに分かれ、それに応じて受けとるものもちがいます)。

 発足した当初は、わたしもしばらく様子を見ていたのですが、先日、担当の人たちから直接話を聞くことができ、なかなか面白い試みだと思いました。

 トップページには、現在進行中の企画3つと、今後の予告が並んでいます。現時点で、すでに成立した企画がひとつと、もう少しという企画がふたつあるようです。もう少しの一方は、翻訳百景のミニイベントや《BOOKMARK》の頒布などなどで今年何度もごいっしょしている三辺律子さんによるものです。内容についてはここを見てください。

 ふつうは数千部から1万部ぐらいの販売が見こめないと、翻訳書の出版は不可能なのですが、この方式だと1,000部程度が見こめると成立します(支援者の数と一致しないのがわかりにくいのですが、各プロジェクトのパーセントの部分を見てください)。メガヒットは望めないけれど、ある程度の固定読者が確実にいるような作品(たとえば、古くからマニアの熱狂的支持が強い作品など)で有効な企画だと思います。

 立ちあがったばかりの組織でもあり、わかりづらい部分もいくつかありますが、わたし自身も最近プロジェクトへの参加を決め、また、自分自身の企画を何か出せないかと検討しているところです。みなさんもよかったらサイトを見てください。

 サウザンブックスについては、DOTPLACEの連載「出版翻訳あれこれ、これから」でも近いうちに採りあげる予定です。 

2016年9月16日 (金)

INFORMATION 2016-09-16

 DOTPLACEの連載〈出版翻訳あれこれ、これから〉の第5回「出版翻訳の印税と契約について」が公開されました。今回はいちばん書きたくなかったテーマですが、いちばん読みたい人が多いであろう内容です。 

 記事のなかでは、同業の先輩である原田勝さんのブログ「翻訳者の部屋から」の8月21日付記事「出版翻訳の契約」にリンクを張って、参考にさせていただきました。そこからさらにリンクが張られている過去記事も含め、ぜひ合わせて読んでください。 

  〈出版翻訳あれこれ、これから〉の過去の記事は以下のとおりです。未読のかたは合わせてどうぞ。 

 第1回「翻訳小説のおもしろさを伝えるために 

 第2回「翻訳書が出るまで 

 第3回「翻訳出版の企画を立てるには 

 第4回「翻訳書の読者を育てるには 

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 10月21日(金)に紀伊國屋書店グランフロント大阪店でおこなわれるトークイベント「もっと海外文学を!〈BOOKMARK〉について語ろう!」の受付がはじまりました。金原瑞人さん、三辺律子さんと越前の鼎談で、今年のはじめにおこなった第15回ミニイベントと内容が近いものですが、今回は《BOOKMARK》の第1号から第5号までについて、より深い話ができると思います。  

 受付は紀伊國屋書店グランフロント大阪店の店頭または電話でおこないます。関西ではじめての《BOOKMARK》トークイベントで、近いうちに満席になる可能性が高いので、参加を希望なさるかたは早めにお申しこみください。 

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 その前週、10月15日(土)の第20回イベント「ファンタジーを心ゆくまで語りつくそう!」は、ゲストに金原瑞人さん、酒寄進一さん、三辺律子さんをお招きします(越前は司会進行のみ)。5月におこなった第1弾の内容をほぼ採録したファイルがここにあるので、お読みになったうえでぜひご参加ください。すでに120名余りのかたがお申しこみ済ですが、大ホールを使用するため、まだまだお席の余裕があります。どうぞお誘い合わせのうえ、このページの青字部分の要領でお申しこみください。 

  《BOOKMARK》第5号は今月末ぐらいに完成するので、この日のイベントでも21日の大阪トークでも全員に配布します。

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 11月12日(土)に、第2回徳島読書会が開催されます。今回は大塚国際美術館の営業終了後に鳴門市内のホテル会議室でおこないます。課題書は『最後の晩餐の暗号』(ハビエル・シエラ著、イーストプレス)で、訳者の宮﨑真紀さんもゲスト参加してくださいます。またとない機会なので、ぜひご参加ください。お申しこみはリンク先の読書会専用アドレス宛にお願いします。現在、すでに17名のかたがお申しこみで、定員は20名程度ですが、もう少し増やすことも可能です。交通機関や宿泊についてのご相談にも乗りますので、専用アドレス宛に気軽にお問い合わせください。
  なお、
12日(土)と翌13日には、大塚国際美術館で『インフェルノ』に関するトークショーや館内ツアーがおこなわれる予定です。時間帯などの詳細が決まったら、あらためてお知らせします。読書会に参加なさるかたは、よかったら合わせてそちらもお楽しみください。 

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 朝日カルチャーセンター東京新宿教室と大阪中之島教室の10月期文芸翻訳講座の受付がすでにはじまっています。東京はこのページ、大阪はこのページから講師名などで検索してもらうと、情報がまとめて出てきます。 今期は両教室とも、「英米小説の翻訳」のほかに、オリエンテーションクラス「文芸翻訳のツボ」と特別講座「小説と映画で『インフェルノ』を二度楽しむ」があります。 

 内容の詳細については、このブログのこの記事をご覧ください。

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  未来の読者を育てていくための読書探偵作文コンクール(小学生対象)の締め切りまで、あと1週間ぐらいになりました(9月23日必着)。長さも自由なので、いまから読んでもじゅうぶんに間に合います。ぜひお知り合いの小学生に教えてあげてください。

2016年9月 9日 (金)

INFORMATION 2016-09-09

 昨年のCWAゴールドダガー(英国推理作家協会最優秀長編小説賞)を受賞したマイケル・ロボサム『生か、死か』が早川ポケットミステリとして刊行されました。 

 ロボサムの作品は、デビュー作『容疑者』(集英社文庫、上下、2006年)以来久しぶりの翻訳刊行です。2作目以降の未訳作品は、『容疑者』の主人公だった心理療法士オローリンと、どことなく憎めないルイス警部のどちらかを語り手とするシリーズ作品(舞台はロンドン)がほとんどでしたが、この『生か、死か』ははじめてアメリカを舞台として書いた単独作品です。これまでの作品についての詳細については、あとがきを読んでください。 

 出所予定日の前夜に脱獄した男の波乱の半生を描く、壮大な謎と愛に満ちたミステリーです。ぜひ読んでください。

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 10月15日(土)の第20回イベント「ファンタジーを心ゆくまで語りつくそう!」は、ゲストに金原瑞人さん、酒寄進一さん、三辺律子さんをお招きし、5月におこなった第1弾「ファンタジーを徹底的に語ろう!」で話し足りなかったことをさらに深く語り合ってもらいます(越前は司会進行のみ)。第1弾の内容をほぼ採録したファイルがここにあるので、お読みになったうえでぜひご参加ください。もちろん、第1弾に参加なさっていないかたも遠慮なくどうぞ。

 現在、120名近くのかたがお申しこみ済ですが、大ホールを使用するため、まだまだお席の余裕があります。どうぞお誘い合わせのうえ、このページの青字部分の要領でお申しこみください。

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 翌週の10月21日(金)には、紀伊國屋書店グランフロント大阪店で「もっと海外文学を!〈BOOKMARK〉について語ろう!」というトークイベントがあります。こちらは金原瑞人さん、三辺律子さんと越前の鼎談で、今年のはじめにおこなった第15回ミニイベントと内容が近いものですが、今回は《BOOKMARK》の第1号から第5号までについて、より深い話ができると思います。 

 受付は9月16日(金)午前10時から、紀伊國屋書店グランフロント大阪店の店頭または電話でおこないます。関西ではじめての《BOOKMARK》トークイベントです。参加を希望なさるかたは早めにお申しこみください。 

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 翻訳書を読んで自由な形式で文章を書く読書探偵作文コンクール(小学生対象)の締め切りが近づいてきました(9月23日必着)。長さも自由なので、いまから読んでもじゅうぶんに間に合います。未来の読者を育てていくためのコンクールにぜひご協力ください。応募者全員に選考委員のコメントと参加賞をお送りします。応募要項はこちら、団体用の応募用紙はこちらです。 

 また、先日の〈久米書店〉の番組内で壇蜜さんが紹介してくださったときの様子がここに載っています。また、DOTPLACEの連載〈出版翻訳これから、あれこれ〉の第4回でもこのコンクールについて書きました。 

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 朝日カルチャーセンター東京新宿教室と大阪中之島教室の10月期文芸翻訳講座の受付がはじまっています。東京はこのページ、大阪はこのページから講師名などで検索してもらうと、情報がまとめて出てきます。 

 内容の詳細については、このブログのこの記事をご覧ください。 

 10月期は東京・大阪とも、一般向け講演「小説と映画で『インフェルノ』を二度楽しむ」をおこないます。東京が11月5日(土)の15時30分から17時まで(お申しこみはここ)、大阪が10月22日(土)の18時から19時30分まで(お申しこみはここ)です。小説を読んだ人も読んでいない人も、映画を観た人も見ていない人も、どなたでも楽しめる内容なので、どうぞお誘い合わせのうえお越しください(映画〈インフェルノ〉の公開は10月28日です)。

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2016年9月 6日 (火)

朝日カルチャーセンター10月期の翻訳講座

 朝日カルチャーセンター東京・新宿教室と大阪・中之島教室の2016年10月期の翻訳講座の申しこみ受付がはじまりました。  

 東京・新宿教室についてはこのページ、大阪・中之島教室についてはこのページで、フリーワード検索に「越前 敏弥」(あいだにスペースが必要)と入れてもらえれば、10月期の全講座が表示されます。  

 新宿教室も中之島教室も、「文芸翻訳のツボ」と「英米小説の翻訳」の2つのクラスがあります。今期も新宿教室の「英米小説の翻訳」は火曜朝、水曜夜、土曜午後の3クラスがあります(ほぼ同内容)。  

 また、今期は両教室とも、一般向け特別講演「小説と映画で『インフェルノ』を二度楽しむ」をおこないます(お申しこみページは東京がここ、大阪がここ)。どなたでも参加できます。  

「文芸翻訳のツボ」は1回きりのオリエンテーションクラスで、小説を中心とする文芸翻訳を手がけるにあたって留意すべきことをざっと学びます(1回しか受講できません)。 予習教材はまったくありません。教材は当日配り、その場でいっしょに考えていきます。空きさえあれば、直前の申しこみでもだいじょうぶです。東京では毎期、大阪では2期に1回程度開講します。 

「英米小説の翻訳」は、東京は1時間半(または1時間20分)×3回、大阪は3時間×1回の形でおこないます(大阪は扱う英文の長さが約3分の2です)。原則として、長短編小説の一部をていねいに訳し、全員の訳文を全員に配布して細かく検討していきます。10月期は、7月期と同じく、新人作家 Steven Rowley の Lily and the Octopus という作品を扱います。ふだんクラスでよく扱うミステリーではなく、ジャンルとしてはマジックリアリズムに属する楽しく哀しいエンタテインメント作品です(主人公はゲイの男性と犬とタコ)。  

「英米小説の翻訳」は、大阪では、英文の訳読のほかに、毎回指定した本(おもに翻訳書)を読んできて簡単に感想を言ってもらう時間を少しとります。課題書はこのブログの右側に載せてあります。10月期は今年の日本翻訳大賞を受賞した『素晴らしきソリボ』(パトリック・シャモワゾー著、関口涼子&パトリック・オノレ訳、河出書房新社)です。
 東京では、講座内では感想を言ってもらう時間をとらず、同じ課題書を使って、別枠で非公開・自主参加の読書会をおこないます。これについては、講座の1回目に説明します。
 

 越前の講座をはじめて受ける人は、できればまず「文芸翻訳のツボ」を受講してください。ただし、回数が少ないので、可能なら両方を同時に受講することをお勧めします。 

 両クラスとも、『翻訳百景』『日本人なら必ず悪訳する英文』とPDFファイル〈文芸翻訳入門〉が必修教材になっています(当日持参する必要はありません)。〈文芸翻訳入門〉はこの記事からダウンロードできます。どれもなるべく受講前に熟読してきてください。  

 東京・新宿教室は、10月29日(土)の10時から11時30分まで、「文芸翻訳のツボ」があります(お申しこみはここ)。 

 大阪・中之島教室は、10月22日(土)の12時30分から14時まで、「文芸翻訳のツボ」があります(お申しこみはここ)。 

 新宿教室の「英米小説の翻訳」は、火曜午前クラス(10時から11時30分)、水曜夜クラス(19時40分から21時)、土曜午後クラス(12時30分から14時)の3つがあり、どれかひとつを受講してください。水曜夜だけ10分短いのですが、内容はほぼ同じです。火曜午前が10月4日、11月1日、12月6日の3回(お申しこみはここ)、水曜夜が10月12日、11月9日、12月14日の3回(お申しこみはここ)、土曜午後が10月29日、11月5日、12月3日の3回(お申しこみはここ)です。  

 中之島教室の「英米小説の翻訳」は、10月22日(土)の14時30分から17時30分までの3時間です(お申しこみはここ)。  

 そして、今期は東京・大阪とも、一般向け講演「小説と映画で『インフェルノ』を二度楽しむ」をおこないます。東京が11月5日(土)の15時30分から17時まで(お申しこみはここ)、大阪が10月22日(土)の18時から19時30分まで(お申しこみはここ)です。小説を読んだ人も読んでいない人も、映画を観た人も見ていない人も、どなたでも楽しめる内容なので、どうぞお誘い合わせのうえお越しください(映画〈インフェルノ〉の公開は10月28日です)。 

 さらに、今回の大阪での講座日の前夜、10月21日(金)の夜18時30分から20時30分まで、紀伊國屋グランフロント大阪店主催の「もっと海外文学を! 〈BOOKMARK〉について語ろう!」というトークイベントがあり、金原瑞人さん、三辺律子さんといっしょにお話しします。内容は第15回翻訳百景ミニイベントに近いものですが、今回は第4号または第5号までの話をまとめてします。9月16日の午前10時に紀伊國屋グランフロント大阪店で受付を開始します(店内カウンターまたは電話で受付)。こちらにもぜひご参加ください。

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