3日間連続トークイベントの報告
先週末の25日から27日にかけて、東京・大阪・京都で『翻訳百景』と文庫版『インフェルノ』の刊行記念トークイベントをおこないました。3会場ともほぼ満席で、合わせて200名近くのかたが参加してくださっています。ありがとうございました。簡単にレポートを書きます。
25日(木)には、いつもの表参道の会場に(株)KADOKAWA 文芸・ノンフィクション局局長の郡司聡さんをお招きしての対談形式で、第16回翻訳百景ミニイベントを開催しました。郡司さんはかつて角川書店で翻訳書の編集を長くなさっていて、ダン・ブラウンの『天使と悪魔』『ダ・ヴィンチ・コード』の版権を取得したときには海外フィクション部門の取りまとめ役でいらっしゃいました。そのときのさまざまないきさつについては『翻訳百景』にも少し書きましたが、当日はわたし自身も知らなかった話をずいぶんうかがうことができました。
ダン・ブラウン作品にかぎらず、翻訳書を世に出していくまでの過程を翻訳者と編集者の両方の立場からかなり深く具体的に説明することができ、これまでの翻訳百景ミニイベントとはいくぶんちがう雰囲気の会になったかもしれません。今回は事前に集まった質問がかなり多く、後半は郡司さんとふたりでそれらにお答えしていきました。最後に『翻訳百景』についての感想のお手紙を朗読したのですが、これについては日を改めてまた書きます。
イベント後のアンケートや感想メールなどからいくつか紹介します。
・翻訳家のみならず編集者視点での裏話もうかがえて興味深かったです。ディールに参加し、海外まで足を運び、と、骨のある、スピードのいる職業だなと尊敬の念がわきました。翻訳家も編集者も、日ごろからアンテナを張っておく必要があるのだなと感じました。
・『ダ・ヴィンチ・コード』
・『翻訳百景』2冊にサインをしてくださり、
・1,000人(4ケタ)になれば市場が動く、
・イベントの最後に読んでくださったお手紙には深く感銘いたしました。
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翌26日(金)には、紀伊國屋書店グランフロント大阪店のイベントスペースで、角川新書の編集者・藏本さんが聞き手となる形でのトークイベントがありました。『翻訳百景』の担当編集者であるため、内容の深いところまで言及した話になり、折にふれて前日に郡司さんがおっしゃっていたことを紹介しました。
この日は最前列にすわっていた人たち全員が初参加のかたで、しかも全員が質問をしてくださるという、うれしい展開となりました。質問はダン・ブラウンのデビュー作『パズル・パレス』のことや英語教育全般のことなど、多岐に及び、自分にとっても有意義な時間となったと思います。
27日(土)には、京都のイベントスペース amu KYOTO で話をしました。この日は、翻訳ミステリー京都読書会世話人の宮迫さんが聞き手となり、前半はおもに『翻訳百景』の内容についての対談、後半はプロジェクターを使ってのダン・ブラウン作品の解説をおこないました。
和室での打ち解けた会だったこともあり、最初から参加者のかたとやりとりをしながらの楽しい時間を過ごせました。終了後は全員でテーブルを囲んでの懇親会がありました。この日の様子はここでくわしく紹介されています。
3日間、楽しくてあっと言う間に過ぎたような気がします。参加者の皆さん、告知に協力してくれた皆さん、ありがとうございました。
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