プロフィール

  • 越前敏弥
    文芸翻訳者。 いまのところ、更新は週1、2回程度です。 ご感想・お問い合わせなどは office.hyakkei@gmail.com へお願いします。
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2015年7月

2015年7月28日 (火)

『中途の家』刊行/「国名シリーズ プラスワン」完結

 先週末の25日に角川文庫のエラリー・クイーン〈国名シリーズ プラスワン〉第10弾『中途の家』が刊行されました。佐藤桂さんとの共訳です。

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 これをもって、角川文庫でのエラリー・クイーン作品の新訳はひとまず終了となります。

 2009年の『Xの悲劇』の新訳からはじまって、レーン4部作も含めて14作にわたって訳出の機会を与えてくれたKADOKAWAの関係者のみなさん、そして長く支持してくださった読者のみなさんにお礼を申しあげます。

 また、飯城勇三氏は、『ローマ帽子の秘密』以降の全作で解説を書いてくださったばかりか、初版原書や諸資料の提供、訳出上のアドバイスなど、さまざまな形で力を貸してくださいました。どれほど感謝してもしきれないと思っています。

 そして、〈国名シリーズ プラスワン〉をこれほどの短期間で全作訳出できたのは、共訳者たち(青木創さん、下村純子さん、国弘喜美代さん、北田絵里子さん、佐藤桂さん)の奮闘があったからです。この場を借りてお礼を申しあげます。お疲れさまでした。

 なぜ『中途の家』も含めた〈国名シリーズ プラスワン〉としてこの10作を新訳したのか、なぜ『ニッポン樫鳥~』がはいらないのか、などについては、飯城さんの解説を読んでいただければおそらくおわかりになると思います。ただし、今後『ニッポン樫鳥~』(原題 Door Between)の新訳をする可能性がゼロというわけではなく、あくまでこれでひと区切りというふうにご理解ください。

 なお、早川書房からはわたしの新訳で昨年末に『災厄の町』が出ていますが、これにつづいて、8月21日に『九尾の猫』が刊行される予定です。

『中途の家』の刊行日には、紀伊國屋グランフロント大阪店でトークイベント「エラリー・クイーン翻訳秘話」を開催し、50名近くのかたが来てくださいました。ほぼ同内容のトークイベントを、東京では10月中旬に予定しています。近日中に告知できるので、もう少しお待ちください。

2015年7月24日 (金)

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 先日の 「ことばの魔術師 翻訳家・東江一紀の世界」配布冊子データ公開 の記事に、名訳・珍訳集のおまけ版4ページぶんのPDFファイルを追加しました。記事のいちばん下の〈「meiyaku_addition.pdf」をダウンロード〉をクリックしてください。 

 トークイベント・書店フェア・読書会で配布した冊子をまだ入手していないかたは、同じ記事からいっしょにダウンロードしてください。 

 最新版の togetter まとめはこちらです。 

 おかげさまでトークイベントが大盛況で、用意した絶版古書のほとんどが売れたため、かなりの黒字が出ました。実行委員会で相談した結果、非営利の3団体(日本翻訳大賞事務局、 翻訳ミステリー大賞シンジケート読書探偵作文コンクール事務局)へカンパをさせていただいたことを、ここにご報告します。 

 6月13日の東京トークイベントの様子については、8月上旬にアルクの「翻訳・通訳のトビラ」に詳細なレポートが載る予定です。もうしばらくお待ちください。 

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 あす25日、角川文庫のエラリー・クイーン〈国名シリーズ プラスワン〉の第10弾『中途の家』が刊行されます。 

 これを記念して、18時30分から、紀伊國屋グランフロント大阪店主催でトークイベント「エラリー・クイーン翻訳秘話」をおこないます。まだ少しだけお席があります(事前予約が必要)。 

 あすは朝日カルチャー大阪の翻訳講座もあります。「英米小説の翻訳」クラスは予習が必要なので、もう申し込めませんが、10時からの「文芸翻訳のツボ」は予習不要のオリエンテーションクラスなので、いまからでも参加できます。 

 東京での「エラリー・クイーン翻訳秘話」は、10月中旬におこなう予定です。

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 今年も読書探偵作文コンクールの募集がはじまっています。子供たちに少しでも海外文化や翻訳書に興味を持ってもらいたくてはじめたこのコンクールにどうぞご協力をお願いします。

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2015年7月13日 (月)

「ことばの魔術師 翻訳家・東江一紀の世界」配布冊子データ公開

 先週末に東京追加トークイベントがおこなわれ、〈ことばの魔術師 翻訳家・東江一紀の世界〉のすべてのトークイベントが終了しました。参加してくださったみなさん、告知に協力してくださったみなさん、どうもありがとうございました。 

 東京での3回(ブックフェアでの番外編含む)、大阪、札幌を合わせて、300名以上のかたが参加してくださったことや、書店6店舗(古書店を含む)で2か月近くにわたってフェアが展開されたこと、全国4地区(多摩南、仙台、大阪、札幌)で読書会が開催されて100名近くの参加者が集まったことなど、去年の秋にこの企画を考えはじめたときにはまったく予想もしなかったほどの充実した成果をあげることができ、うれしく思っています。実行委員会の井上瑛子さん、遠藤裕子さん、黒輪篤嗣さん、桐谷知未さん、旦紀子さん、内藤文子さん、そしてトークイベントのパートナーである布施由紀子さんをはじめ、さまざまな形で力を貸してくださったかたがたに、あらためてお礼を申しあげます。 

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【左から紀伊國屋グランフロント大阪店、青山ブックセンター本店、往来堂書店、ジュンク堂池袋店、ほかに丸善博多店でも開催】

 わたし自身も、トークイベントの準備などで訳書を読み返し、ときに原書と突き合わせるなかで、あらためて東江さんの翻訳技術の高さを知り、多くを学ばせてもらいました。東江さんが亡くなったばかりのころにここに書いたとおり、翻訳者は訳書が読まれつづけるかぎり人々の心に生きつづけます。これからも、東江さんの訳書をひとりでも多く、1冊でも多く読んでもらうために、引きつづきできるかぎりのことをしていくつもりです。 

 また、トークイベントと書店フェアと読書会を連動させて波を起こしていくという今回の試みは、ほかの機会でも効果的に機能すると確信しています。

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【左から古書店タナカホンヤ、6月13日イベント受付の様子、7月11日イベントの様子、日本翻訳大賞読者賞賞状】

 ここまでの書店フェア・トークイベント・読書会などの様子については、下のまとめ記事をご覧ください。何度か更新して、最新の出来事まで加えてあるので、一度見たかたもぜひどうぞ。 

togetterまとめ 「ことばの魔術師 翻訳家・東江一紀の世界」  

 それ以前の追悼コメントや、『ストーナー』の感想については、下のそれぞれのまとめにくわしく載っています。 

togetterまとめ 「追悼 東江一紀」(@kokada_jnet さん作成)  

togetterまとめ 『ストーナー』読者の声。(@sakuhinsha さん作成) 

 今回、書店・トークイベント・読書会で配布した資料冊子(28ページ)のPDFデータをここで公開します。どなたでもご自由にご利用ください。講演・講座・勉強会・読書会などでお使いになるときは、これがどのような趣旨で作られたものかをひとこと説明していただけるとありがたいです。 

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 実際に配布された冊子と同じものを作りたい場合は、下のリンクからダウンロードしてから、両面コピーをして綴じてください。
 

「agarie_kazuki_no_sekai.pdf」をダウンロード 

 データのまま読みたいかたや、プリントアウトして片面で順に読みたいかたは、お手数ですが下の3つのリンクから順にダウンロードしてください(ココログの容量制限の関係で3分割しています)。 

「agarie_kazuki_no_sekai_1.pdf」をダウンロード

「agarie_kazuki_no_sekai_2.pdf」をダウンロード

「agarie_kazuki_no_sekai_3.pdf」をダウンロード 

 縦書きのページは文字がやや薄いため、コピーをおとりになるときは少し濃くすることをお勧めします。 

 また、今回の冊子に載せきれなかった名訳・珍訳集第2弾のPDFデータを後日公開します。そちらも楽しみにお待ちください。遅くとも今月末までに掲載する予定です。

【7月22日追記】

 名訳・珍訳集の追加分(4ページ)を公開しました。

「meiyaku_addition.pdf」をダウンロード

【9月17日追記】

 アルク「翻訳・通訳のトビラ」に掲載された講演レポートはこちら 

2015年7月 3日 (金)

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 7月11日(土)午後7時からの「ことばの魔術師 翻訳家・東江一紀の世界」追加トークイベントは、まだ少し残席があります。これが最後の機会なので、ぜひお申しこみください【7月7日追記 満席となりました。キャンセル待ちをご希望のかたはご連絡ください】会場は、フェアを開催中の青山ブックセンター(ABC)本店のすぐ上です。 

 ここまでの書店フェア・トークイベント・読書会などの様子はここにまとまっています。 

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 外国の物語や絵本を読んでおもしろさを伝える 読書探偵作文コンクール の募集が、今年もはじまりました。どうぞよろしくお願いします。 

 今年の募集要項については、ここをご覧ください。フライヤーはここからダウンロードできます。コンクールの趣旨を簡単にまとめた紹介用フライヤーはここ、団体応募用紙はここからダウンロードできます。 

 また、『書きこむだけで読書感想文がすらすら書ける!』 (工藤順一監修、山崎絵美著、合同出版)で、読書探偵作文コンクールの内容と過去の受賞作が紹介されています。 

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 7月25日に角川文庫からエラリー・クイーン《国名シリーズ プラスワン》第10弾『中途の家』が刊行されます。角川文庫からの刊行はここまででひと区切りとなります。 

 同じ7月25日に紀伊國屋グランフロント大阪店で、トークイベント「エラリー・クイーン翻訳秘話」をおこないます。詳細についてはここをご覧ください。

 

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 朝日カルチャーセンター(東京・大阪)の翻訳講座についてはここを、学研カレッジの「ダン・ブラウン」を読むについてはここ(自由が丘の申込ページはここ、吉祥寺の申込ページはここ)をご覧ください。

 どちらも途中参加が可能です。

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