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2014年8月29日 (金)

朝日カルチャーセンター10月期の翻訳講座

 朝日カルチャーセンター東京・新宿教室と大阪・中之島教室の2014年10月期の翻訳講座の申しこみ受付がはじまりました。新宿教室も中之島教室も、「文芸翻訳のツボ」と「英米小説の翻訳」の2つのクラスがあります。

「文芸翻訳のツボ」は、毎期おこなわれる1回きりのオリエンテーションクラスで、小説を中心とする文芸翻訳を手がけるにあたって留意すべきことをざっと学びます(1回しか受講できません)。 予習教材はまったくありません。教材は当日配り、その場でいっしょに考えていきます。空きさえあれば、直前の申しこみでもだいじょうぶです

「英米小説の翻訳」は、東京・大阪ともに1期あたり合計4時間半の講座で、東京は1時間半×3回、大阪は4時間半×1回の形でおこないます。原則として、長短編小説の一部をていねいに訳し、全員の訳文を全員に配布して細かく検討していきます。7月期は、シートン動物記の1編である "Arneaux, the chronicle of a homing pegion" を扱います。今回は児童書で、いつもと要領がちがうため、何に留意すべきかをまとめたメモと英和対訳サンプルを事前にお渡しします。

 シートン動物記については、過去のこの記事この記事を参考にしてください。シートンの作品の原文は大人が読んでもきわめて難解な部分があり、児童書と言ってもけっしてやさしくないので、じゅうぶん心して取り組んでください。シートンを扱うのは今期だけで、1月期はエラリー・クイーンの作品を教材にする予定です。

「英米小説の翻訳」では、英文の訳読のほかに、毎回指定した本(おもに翻訳書)を読んできて簡単に感想を言ってもらう時間を少しとります。課題書はこのブログの右側に並んでいます。7月期は、東京が『シートン動物記 サンドヒルの雄ジカほか』『カステラ』『ライフボート』の3作(この順に)。大阪はその3作のうち少なくとも1作ですが、余裕があればすべて読んでみてください。

 越前の講座をはじめて受ける人は、できればまず「文芸翻訳のツボ」を受講してください。ただし、回数が少ないので、可能なら両方を同時に受講することをお勧めします

両クラスとも、『日本人なら必ず悪訳する英文とPDFファイル〈文芸翻訳入門〉が必修教材になっています(当日持参する必要はありません)。〈文芸翻訳入門〉はこの記事からダウンロードしてください。

 東京・新宿教室の10月期は、10月4日(土)の15時15分から16時45分まで、「文芸翻訳のツボ」があります(お申しこみはここ)。

 「英米小説の翻訳」は、受講者が増えたため、今回も午前クラス・午後クラスのふたつに分けます。どちらか一方を受講してください(内容はまったく同じです)。10月4日、11月1日、12月6日の3回(すべて土曜)で、午前の部が10時から11時30分(ここ)、午後の部が12時30分から14時までです(ここ)。

 大阪・中之島教室の10月期は、10月25日(土)の1回だけです。「文芸翻訳のツボ」は10時から11時30分まで(ここ)、「英米小説の翻訳」は12時30分から17時まで(ここ)です。

 このほか、東京・新宿教室では、11月27日(木)の19時から20時30分まで、一般向け講演会「新訳『思い出のマーニー』翻訳秘話」をおこないます(ここ)。翻訳や語学に少しでも興味がある人ならじゅうぶん楽しめる内容で、予習は不要です。ぜひ、お知り合いのかたなどを誘ってご参加ください。

 大阪・中之島教室では、10月期は一般講演会の開催予定はありません。講座前日の10月24日(金)の夜には、紀伊國屋グランフロント大阪店で、新宿教室とほぼ同内容の一般向け講演会「新訳『思い出のマーニー』翻訳秘話」をおこなう予定になっています。こちらについては、10月にはいってから正式にお知らせします。

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