プロフィール

  • 越前敏弥
    文芸翻訳者。 いまのところ、更新は週1、2回程度です。 ご感想・お問い合わせなどは office.hyakkei@gmail.com へお願いします。
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2013年7月

2013年7月23日 (火)

調べ物用リンク集 (1)

 しばらくのあいだ、ダン・ブラウンの Inferno などの作業が忙しくて、なかなか更新ができません。きょうは、これまでにこのブログやツイッターなどで紹介した、翻訳の仕事や勉強に役立ちそうなサイトへのリンクをいくつかまとめておきます。あまり数はありませんし、ジャンルもばらばらですが、使えそうなものがあったらブックマークしてお使いください。

◎文化庁「国語に関する世論調査」のレポート

http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/

 どういうことばを何パーセントの人が正しく理解しているか、使っているかがわかります。訳語選びの参考になるので、わたしは毎年かならず目を通します。

◎言葉の森・学年別配当漢字使い分け

 http://www.mori7.net/musi/ruby.php

 小学校のどの学年でどの漢字を教わるかがすぐわかり、文章を貼りつけるとルビをつけてくれます。児童書の仕事をするときは開きっぱなしにしています。

◎Forvo

  http://ja.forvo.com/

 世界各国の言語の発音がわかります。

◎Pronunciation-English.Com

  http://www.pronunciation-english.com/3/

 英米の発音のちがいがよくわかります。

◎濃縮還元ニュース「単位換算(度量衡)」 

 http://jp.newsconc.com/utility/unit.html 

 計算してくれるサイトはほかにもいくつかありますが、これはかなり使いやすいと思います。 

◎アメリア判例翻訳プロジェクト「アメリカの裁判と判例について」 

 http://www.amelia.ne.jp/user/project/description/precedent_intro02_08.jsp 

 手続きや流れについて、簡潔にわかりやすく説明されています。 

◎ポリスについての覚え書き(シティの治安官) 

 http://homepage2.nifty.com/~k2/cv/works/police.html 

 中世から19世紀ぐらいまでのイギリスの警察制度(正確には「警察」になる前の制度)を知るうえ参考になります。『夜の真義を』や『チューダー王朝弁護士シャードレイク』を訳したときに読みました。

◎八木谷涼子さんの「文芸翻訳者向けキリスト教実践講座」

 http://homepage3.nifty.com/yagitani/kurihon/jissen2013.htm

 『なんでもわかるキリスト教大事典』と併用して使ってください。とにかく、その情報量に圧倒されます。

◎『英和翻訳基本辞典』インデックス

 http://techizen.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-33de.html 

 このブログ内の記事です。全翻訳者必携の『英和翻訳基本辞典』(宮脇孝雄著、研究社)の検索用インデックスです。著者と版元の了解を得て公開しています。『英和翻訳基本辞典』をご購入のうえお使いください。

 

 きょうはここまで。ほかのものが集まってきたら、またあらためて紹介します。

 

2013年7月16日 (火)

翻訳ミステリー各地方読書会、さらに全国へ

 半年前にこの記事でも紹介しましたが、翻訳ミステリー大賞シンジケートが後援する形で、全国で翻訳ミステリーの読書会が開催されています。今年のはじめには10か所でしたが、いまはさらに増えました。きょうは新しく加わった読書会を紹介します。

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せんだい探偵小説お茶会(仙台読書会)

 国内外のミステリー作品を課題書として、今年にはいってから月1回のペースで地元のかたが開催していらっしゃった読書会ですが、翻訳書を課題書とするときはシンジケートの後援でおこなう形になりました。『フランス白粉の秘密』の共訳者・下村純子さんが参加したときのレポートがここにあります。せんだい探偵小説お茶会自体のサイトはここです。

 後援の形での第1回読書会は7月21日(日)に開催されます。課題書は『死の扉』(レオ・ブルース著、小林晋訳)。

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神戸読書会・京都読書会

 これまで関西翻訳ミステリー読書会として、おもに大阪で開催してきましたが、神戸や京都でも継続して開催していく見通しが立ったようです。昨年末には、3都市連続開催のクリスティー読書会をおこなっています。近いところでは、7月20日(土)に大阪、翌21日(日)に神戸で2都市連続開催のクリスティー読書会があります。課題書は『白昼の悪魔』です。

 もちろん、クリスティー読書会だけではなく、ほかの課題書を扱う読書会も並行して開催しています。

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金沢読書会

 わたしの生地である金沢でもついにはじまります。去年わたし自身が参加させてもらった金沢ミステリ倶楽部の人たちや、地元在住の翻訳者などの協力を得て、開催できる運びになりました。

 第1回は8月24日(土)に開催します。課題書は『解錠師』の作者、スティーヴ・ハミルトンのデビュー作『氷の闇を越えて』(新版)。この回は訳者であるわたしも参加します。翌日の福島読書会(課題書は『解錠師』)にも参加する予定です。

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熊本読書会

 地元在住の翻訳ミステリー愛好家のかたが立ちあげてくださいました。九州では福岡につづいて2か所目となります。

 第1回は8月31日(土)に開催します。課題書は『幻の女』(ウィリアム・アイリッシュ著、稲葉明雄訳)。申しこみはこちらから直接できます。

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 もちろん、これまでの10か所(札幌福島・埼玉・千葉・東東京・西東京・横浜名古屋大阪・福岡)でも、それぞれに個性豊かな読書会が定期的におこなわれています。初心者も大歓迎の読書会なので、未参加のかたはぜひ一度、近くの読書会に参加してみてください。

 全国の読書会の開催予定はここにまとまっています。過去の開催要項やレポートなどはここをご覧ください。全国の読書会メンバーが協力してはじめた翻訳ミステリー読者賞もよろしくお願いします。

 最後に、東京の読書会の参加者のかたが全国の読書会MAPを作ってくださったので、紹介します。これは翻訳ミステリー大賞シンジケートのトップページの右側にも載っています。

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2013年7月 9日 (火)

INFORMATION 2013-07-09

 スティーヴ・ハミルトンのデビュー作『氷の闇を越えて』の新版があす発売されます。『解錠師』の読者の方々から、ハミルトンの過去のシリーズを読んでみたいという声が版元に数多く寄せられたため、このたび復刊されることになりました。この記事 に書いたことが現実になったわけです。このようなケースは非常に稀であり、声をあげてくださった読者のみなさんと、それに応えてくださった早川書房にお礼を申しあげます。

 新版『氷の闇を越えて』には、作者のスティーヴ・ハミルトンからの最新のメッセージと、新版用の訳者あとがきが載っています。また、わたし自身がかつて翻訳ミステリー大賞シンジケートに書いた文章はこちらです。

 復活したアレックス・マクナイト・シリーズをどうぞよろしくお願いします。

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 7月12日(金)の第 11 回 Discover Book Bar第3回ツイッター小説大賞の授賞式を兼ねています)で、ゲストとして干場社長と対談させていただくことになりました。かぎられた字数でひとつの物語を編みあげていく点では、『Six-Words たった6語の物語』と共通する部分も多いので、ツイッター小説大賞の受賞作へのコメントとともに、six words の紹介もしていく予定です。

 Discover Book Barは、ディスカヴァーのセミナールームの横にあるライブラリで毎月開催されているミニイベントで、ドリンクを片手にゲストの話を聞いたり本好きの仲間と語り合ったりする気楽な集まりです。どなたでも参加できるので、興味のあるかたはこちらからお申しこみください。過去のイベントの様子はこちらで見ることができます。

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 7月26日(金)の18時30分から20時まで、朝日カルチャーセンター大阪・中之島教室で、一般向けの講演会「翻訳百景~英語と日本語のはざまで」(翻訳百景大阪ミニイベント第3回)をおこないます(ここ)。今回はゲストとして、SF・ファンタジー・ミステリーなど多方面で仕事をなさっている文芸翻訳家の細美遙子さんをお招きし、後半は細美さんとの対談の形で進めていく予定です。特に、ジャネット・イヴァノヴィッチの読者のかたはぜひお越しください。

 翌27日(土)には、10時から13時まで「文芸翻訳のツボ」(ここ)、14時から17時まで「英米小説の翻訳」(ここ)の講座があります。「英米小説の翻訳」のクラスでは、今回はダン・ブラウンの Inferno を扱います。

 新宿教室の8月10日の「『日本人なら必ず誤訳する英文』実践講座」は、満席となり、キャンセル待ちが数名いらっしゃる状態です。同一内容の講座を11月23日におこなう予定です(お申しこみは8月下旬からになります)。 

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 今年も読書探偵作文コンクールをよろしくお願いします。わたし自身は、今年から最終選考委員をつとめることになりました。

 協力してくださる学校・作文教室・児童館・図書館・書店などに心当たりのあるかたはご一報ください。事務局宛でも翻訳百景宛でも、どちらでもかまいません。

 

 

 

2013年7月 5日 (金)

読書探偵作文コンクール開催

 2010年からおこなってきた「読書探偵作文コンクール」を今年も開催します。

 これは、子供たちに少しでも翻訳書に親しんでもらう機会を作るためにはじめたものです。いわゆる「感想文」の枠にこだわらず、どんな形式でもかまわないことや、長さについてもあまり制約がないことが特徴です。

 また、優秀者への賞品や講評だけでなく、応募者全員に対して、1次選考委員2名のコメントと参加賞をお送りします。このコメントが励みになって、毎年応募してくれる子たちも多いようです。

 去年までは翻訳ミステリー大賞シンジケートの主催でおこなってきましたが、今年から読書探偵作文コンクール事務局として独立し、専用サイトもできました。

 http://dokushotantei.seesaa.net/ 

 サイトでは、告知や結果発表はもちろん、定期的に児童書のレビューなども掲載していくので、ぜひご覧ください。

 ツイッターアカウントは @Dokusho_Tantei です。

 くわしい応募要項はこちらをご覧ください。

 フライヤー(チラシ)はこれです。ご自由にお使いください。専用サイトからもダウンロードできます。

「flyer-2013.pdf」をダウンロード

Flyer2013_01_4
 大ざっぱに言うと、去年からの変更点は以下の3つです。

・対象は小学生だけになりました。

・長さの上限は400字詰め原稿用紙5枚(2,000字)以内となりました。短いほうは、ころまでどおり、1行でもかまいません。

・応募期間が例年より長くなりました。7月上旬にはじまり、締め切りは9月末です。

 わたし自身は、去年までは運営スタッフ兼1次選考委員でしたが、今年は最終選考委員をつとめながら運営にも協力していきます。

 翻訳書、さらには海外文化への興味を子供たちに持ってもらうためのこの試みにどうぞご協力ください。ご自身のお子さんや知り合いの小学生、あるいはこのコンクールに参加してくれる作文教室や学校、チラシを配付してくれる読み聞かせの会などを紹介していただけると助かります。9月末までずっと開催しているので、どうぞよろしくお願いします。結果発表は11月になる予定です。

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