プロフィール

  • 越前敏弥
    文芸翻訳者。 いまのところ、更新は週1、2回程度です。 ご感想・お問い合わせなどは office.hyakkei@gmail.com へお願いします。
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2013年2月

2013年2月25日 (月)

INFORMATION 2013-02-26

 2月28日の第6回翻訳百景ミニイベント(ゲスト・井口耕二さん)は、残席15ぐらいになっています。お申しこみは前日いっぱいまで受けつけますが、なるべく早くお知らせください。翻訳・語学に少しでも興味のあるかたはぜひお越しください。

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 各地の翻訳ミステリー読書会のメンバーが中心になって立ちあげた第1回翻訳ミステリー読者賞は、3月1日に投票の受付を開始します。プロ・アマを問わず、どなたでも参加できる賞です。詳細はこちらをご覧ください。

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 去年まで翻訳ミステリー大賞シンジケートが主催で運営してきた読書探偵作文コンクールは、今年からやまねこ翻訳クラブのメンバーを中心とした独立組織が主催しておこないます。わたし自身は今年もこれまでどおり運営メンバーとしてかかわり、シンジケートも引きつづき後援していきます。どうぞご協力ください。専用サイトが5月ごろにできて本格的な告知や活動をはじめる予定なので、後日あらためてお知らせします。今年の応募期間は7月1日から9月末日までになる予定です。

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 去年の秋に引きつづき、朝日カルチャーセンターの大阪中之島教室で、一般向けの講演会を4月26日の夜に開催します(ここ)。翻訳や語学の勉強をしていない人でもじゅうぶん楽しめる内容です。

2013年2月20日 (水)

『絵本翻訳教室へようこそ』

 今年は児童書の翻訳をいくつか手がけることになっているので、その参考にしようと思って、灰島かりさんの『絵本翻訳教室へようこそ』を読みました。

 これはカルチャーセンターでの授業を土台とした本で、1冊の絵本を数行ずつ読み進めながら、6人の生徒の訳文を叩き台として、絵本翻訳で注意すべき諸問題を、著者が生徒と読者に語りかける形でていねいに解説していきます。著者の絵本に対する愛情、翻訳に対する愛情が全編から伝わってきます。

 わたしの『日本人なら必ず悪訳する英文』の後半も、これと似た構成をとっていますが、このような形にすると、ともすれば、翻訳論に関してあれも書きたい、これも書きたいとなって、収拾がつかなくなってしまします。しかしこの本では、絵本翻訳にほんとうな必要な心構えや周辺知識がほどよく紹介されていて、読者が効率よく学ぶことができます。

 また、こういう訳し方もある、ああいう訳し方もある、といろいろな例をあげて、自由に翻訳することの楽しさを伝えながらも、原文の細部をていねいに読みこんでいない訳文ははっきりと否定する姿勢が貫かれていて、すがすがしく感じました。

 全体として強く感じたのは、子供向けと大人向けの本の翻訳技術のちがいよりも、根底ではほとんど変わらないということでした。もちろん、オノマトペ(擬声語、擬態語)を使うべき頻度とか、段落やセンテンスの切り方とか、個々の技術では異なる部分も少なくありませんが、それは対象読者が異なるから当然のことであり、翻訳という仕事に向かう基本姿勢や訓練の方向性はまったく同じだと思ったしだいです。

 その意味でも、これは児童書にあまり興味がない人にもお奨めできる本です。

2013年2月 5日 (火)

INFORMATION 2013-02-05

 2月28日の第6回翻訳百景ミニイベント(ゲスト:井口耕二さん)は、おかげさまでお申しこみのかたが多数のため、会場を同じ表参道のホールの大きな部屋に変更しました。まだ数十人ははいれますので、興味のあるかたはぜひお越しください。内容とお申しこみの要領についてはこちらをご覧ください。

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『英和翻訳基本辞典』の検索用インデックスについての記事をまだお読みではない方は、こちらをお読みのうえ、ご自由にダウンロードしてください。 『英和翻訳基本辞典』本体と併用してはじめて意味のあるインデックスです。

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 リチャード3世の遺骨が発見されたそうですが、折よく、今期の朝日カルチャー新宿の必修課題書として、リチャード3世にまつわるアームチェア・ディテクティブの名作『時の娘』を扱うことになっています。朝日カルチャー大阪では課題書にしてありませんが、未読の人はこの機会に手にとってみてください。いまは入手がむずかしいエリザベス・ピーターズの『リチャード三世「殺人」事件』も、機会があればぜひ。

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 エラリー・クイーンの国名シリーズ第3弾『オランダ靴の秘密』は、国弘喜美代さんとの共訳で3月下旬に角川文庫から刊行される予定です。

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 現在、わたしの著訳書でKindle版が出ているのはこちらです。いまは『日本人なら必ず誤訳する英文』がお買い得になっているようです。【2月6日追記――『日本人なら必ず悪訳する英文』も出ました】

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