プロフィール

  • 越前敏弥
    文芸翻訳者。 いまのところ、更新は週1、2回程度です。 ご感想・お問い合わせなどは office.hyakkei@gmail.com へお願いします。
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2013年1月

2013年1月28日 (月)

INFORMATION 2013-01-28

 先週公開した『英和翻訳基本辞典』用検索インデックスに関して、ツイッターやフェイスブックなどでさまざまなメッセージをくださったみなさん、ありがとうございます。前の記事にも書きましたが、実際の作業を進めてくれたのは熊谷淳子さんで、わたし自身はお膳立てと頒布をしただけです。また、各種環境での動作を確認したり、設定の仕方を教えてくださったかたがたにも、あらためてお礼を申しあげます。

 23日(水)に Jamming 版のインデックスをアップしたあと、25日(金)に文字コードが原因で読みこめない場合の対処法PDIC版のインデックスDDWinへの読みこませ方を追記の形で掲載しています。まだ見ていないかたはこちらをご覧ください。  【2月1日(金)にLogophileで熟語検索がしづらい場合の対処法を追記しました】

 再度書きますが、インデックスだけを入手なさっても、たいした利用価値はありません。最もよいのは、まず『英和翻訳基本辞典』を一度通読なさって、多少とも記憶にとどめたうえで、串刺し検索の環境で辞書として使うことです。まだ本体をお持ちではないかたには、早めのご購入をお奨めします。

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 第6回翻訳百景ミニイベントは2月28日(木)に開催します。ゲストは井口耕二さんで、よい翻訳とはどういうものかというテーマで、わたしと半々の時間を使ってトーク&ディスカッションをする予定です。現時点で7割程度のお席が埋まっています。参加を希望なさるかたは、詳細をお読みになって、早めにメールでお申しこみください。定員に達ししだい受付を終了させていただきます。

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 朝日カルチャーセンターの翻訳講座は、東京(新宿)ではこのあと1月期として、2月2日、3月2日、3月30日の3回にわたっておこなわれます。

 大阪(中之島)は1月期が終了し、4月期は4月27日(土)の予定です。

 どちらも「文芸翻訳のツボ」「英米小説の翻訳」の2種類のクラスがあります。内容の詳細についてはこちらをご覧ください。

 また、4月26日(金)の夜に、一般向けの講演会(翻訳百景ミニイベント大阪版・第2回)を開催する予定です。詳細は朝日カルチャーセンターのサイトに掲載されたあとでお知らせします。

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2013年1月23日 (水)

『英和翻訳基本辞典』インデックス

 昨年末に、宮脇孝雄さんによる『英和翻訳基本辞典』の紹介記事を書きました(ここ)。その後も大変役立っていて、先日訳していたグレアム・グリーンの短篇でも、これを読んでいなければおそらく誤訳していたであろう個所にぶつかり、冷や汗をかきつつ大いに感謝したものです(恥ずかしいのでどの語かは書きませんが)。

 この前の記事にも書いたとおり、これは翻訳や語学にかかわる仕事をしている人にとっては、隅から隅まで熟読すべき本ですが、言うまでもなく、この上なく有用な辞書でもあります。さらに言うと、われわれ翻訳者がふだんから利用している「串刺し検索」ができるようにすれば、一段と使い勝手がよくなります。そこで、この辞書の串刺し検索ができるように、Jamming 用のインデックスを作成し、このブログをご覧のかたがダウンロードできる形にしました。すでに版元の研究社と著者の宮脇孝雄さんのご承諾を得ています。

   「EJBTD_jamming.txt」をダウンロード

 Jamming をご利用のかたは、ユーザー辞書としてこれを使うことができます。ユーザー辞書の利用法については、Jammingユーザーズガイドの「ユーザー辞書の使い方」をご覧ください。

 また、Logophile をご利用のかたは、これを Logophile 形式に変換すれば、やはりユーザー辞書として使えます。わたし自身が Logophile を使っていないのでくわしいことは知らないのですが、以下の方法によって数分で作業を終えた人が何人もいるので、変換のしかたがわからない人は試してみてください。

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1 適当な場所に「英和翻訳基本辞典」フォルダを作る
2 そのなかに「DATA」フォルダを作る
3 このDATAフォルダのなかに本文のデータをコピーする(ここまではJammingでユーザー辞書を作るときと同じ)
4 LogophileDicManagerを起動し、「ツール」から「別形式の辞書をインポート」に進む
5 インポート元のファイル形式は「Jamming形式」、データの場所はいま作ったDATAフォルダ、インポート先のファイル形式は「Logophileテキスト形式」、名称は「英和翻訳基本辞典」、保存先は適当に指定して、実行する
6 Logophileを起動する

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 串刺し検索を使っていないかたは、下のファイルをダウンロードすれば、通常のテキストファイルの形でファイル内の検索をすることができます。 

   「EJBTD_index.txt」をダウンロード

 【1月25日追記】

 PDICをお使いのかたのためのファイルを追加公開します。PDIC形式(dicファイル)とPDIC1行テキスト形式があります。

「EJBTD_index_PDIC.dic」をダウンロード

「EJBTD_index_PDIC1L.txt」をダウンロード

 DDWinへの変換方法についてはこちら(白石朗さんのツイート)をご覧ください。

【2月1日追記】

 Logophile で熟語の検索がしづらい場合の解決法が高橋聡さんのブログ(ここに載りました。

 ファイルの作成作業は熊谷淳子さんにお願いし、Logophile への変換方法は青木創さんから教わりました。この場を借りてお礼を言わせてください。わたし自身はこういったことにはあまり強くなく、技術的な質問にはお答えしかねますので、どうかご了承ください。

【1月25日追記】

 ファイルをうまく読みとれなかったかたは、文字コードのちがいが原因かもしれません。ファイルの保存の際、または保存後に、文字コード(またはエンコード)を「UTF-8」から「シフトJIS」(または「ANSI」)に変えるとうまくいく可能性があります。高橋聡さんのブログ記事(ここ)も参考になります。

 ファイルのダウンロードにあたっては、特にご連絡をいただく必要はありません。どなたでもご自由にお使いください。ただ、言うまでもありませんが、このファイルだけをお持ちになっていても、利用価値はゼロも同然です。具体例をあげての詳細な解説があってはじめて意味があるものなので、『英和翻訳基本辞典』をご購入のうえ、末永くご活用くださるようお願いします

 これが翻訳関係者や学習者のみなさんの調べ物の環境を向上させる一助となれば幸いです。

2013年1月18日 (金)

翻訳ミステリー各地方読書会と読者賞

 1年ほど前のこの記事で、翻訳ミステリー大賞シンジケートが後援する各地方読書会のことを紹介しました。そのときは福岡、大阪、横浜、名古屋、福島、千葉の6か所までについて書きましたが、この1年のうちに、さらに札幌、埼玉、東東京、西東京の4か所でも立ちあがり、いまは計10か所で開催されています。

 シンジケートのサイト内に各地読書会カレンダーがあり、全体の予定を一覧できるようになっているので、よかったらご覧ください。これまでの案内記事やレポートはここにまとまっています。また、大阪(関西)札幌福島横浜の読書会ではそれぞれ独自のサイトも作っています。

 そしてこのたび、各読書会のメンバーが協力して、「翻訳ミステリー読者賞」という賞を選んでいくことになりました。情報サイトはここ。賞の概要はここここにくわしく書いてあります。

 これはプロアマを問わず、どんな人でもまったく対等の資格で投票する賞です。しかも票を投じるのはベストの1作だけですから、多忙であまり読む時間をとれなかった人も気軽に投票できます。少しでも翻訳ミステリーに興味のある人なら、どなたでもぜひ投票をお願いします。もちろん、読書会に参加したことがない人でもかまいませんし、翻訳ミステリー大賞も含めたほかの各賞に投票したかたもぜひご参加ください。

 詳細が決まりましたら、このブログでもまたお知らせします。

 そして、上記の10か所以外でも翻訳ミステリーの読書会をはじめたいと思っているかたがいらっしゃったら、honyakumystery@gmail.com までご一報ください。あるいは、当ブログのアドレス宛にご連絡くださってもかまいません。

 最後に、前回の記事以降に開催された読書会の課題書を並べておきます。

2013年1月16日 (水)

ダン・ブラウンの最新作

 ダン・ブラウンの公式サイト などからの情報によると、『天使と悪魔』『ダ・ヴィンチ・コード』『ロスト・シンボル』につづく、ラングドン・シリーズの第4作が今年5月14日に刊行されるとのことです。タイトルは Inferno。 ダンテの『神曲』の「地獄篇」("Inferno")を下敷きにした作品で、舞台はイタリアを中心としたヨーロッパになるようです。

 詳細がわかったら、また書きます。

2013年1月 8日 (火)

今年の予定など

 年明けに締め切りの急ぎの仕事がふたつあったため、新年の更新が遅れてしまいました。いまさらながら、あけましておめでとうございます。

 今年の予定などをざっとまとめて書いておきます。半分は、自分自身へのノルマとして課すためですが。

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 まず、きょう(1月8日)の産経新聞関西版の夕刊文化欄に「変化する翻訳」という題の文章を寄稿しました。映画の字幕と吹き替えの話題を中心に書いてくれ、という注文だったのですが、小説をはじめとする翻訳文化全般についての論考になりました。近畿地方にお住まいのかたは、機会があればご一読ください。

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 今年は去年に引きつづき、エラリー・クイーンの国名シリーズの仕事が中心になります。春には第3弾『オランダ靴の秘密』が刊行される予定。以後、『ギリシャ棺の秘密』『エジプト十字架の秘密』と、いずれも共訳の形で順次刊行されていきます。

 また、夏ごろに集英社文庫から、〈チューダー王朝弁護士シャードレイク〉シリーズの第2弾『チューダー王朝弁護士シャードレイク2 黒い炎』(仮題)が出る予定。CWAヒストリカル・ダガー賞を受賞したシリーズ最高傑作です。

 そのほか、グレアム・グリーンの短編集の翻訳などにも参加することになっています。

 あとは著書2冊を準備中ですが、これは今年じゅうに出せるかどうか微妙なところです。

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 第6回の翻訳百景ミニイベントは2月28日(木)で、ゲストは井口耕二さんです。今回は、井口さんとわたしがそれぞれ30分ずつの持ち時間で、翻訳についての持論を語り、後半はディスカッションやQ&Aの時間にあてる予定です。どんな展開になるかまったく予想もつかないので、わたし自身も非常に楽しみにしています。お申しこみなどの詳細についてはこちらをご覧ください。

 翻訳百景ミニイベントは、その後も数か月に1回のペースで開催していく予定です。こんなゲスト、こんなテーマでというご希望があれば、メールやツイッターでお知らせください。

 また、どういう形になるかはまだわかりませんが、第5回のゲストで来てくださった八木谷涼子さん(『なんでもわかるキリスト教大事典』著者)をふたたびお迎えする企画を立てているところです。そちらは日曜の午前・午後をまるごと使い、実際にみなさんに教会に出向いてもらったあとの勉強会のようなものになると思います。詳細は春以降にお知らせします。

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 翻訳ミステリー大賞シンジケート後援の各地方読書会は、現在全国10か所で開催されています。今年も引きつづきよろしくお願いします。開催予定についてはここをご覧ください。春以降にわたしもできるだけ多く参加する予定です。ほかの地域で開催したいというかたはぜひご一報ください。

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 ほかにもあれこれ、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

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