プロフィール

  • 越前敏弥
    文芸翻訳者。 いまのところ、更新は週1、2回程度です。 ご感想・お問い合わせなどは office.hyakkei@gmail.com へお願いします。
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2017年8月18日 (金)

INFORMATION 2017-08-18

 はじめての海外文学の公式サイトに、今年のフェアの選書を担当する翻訳者66人(もう少し増える可能性あり)の名前が載りました。

 フェアは11月から全国の書店で開催されます。どうぞお楽しみに。

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 21日発売の《通訳・翻訳ジャーナル》2017年秋号に、いつもの文芸翻訳ドリル(第6回)が掲載されています。

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 今後わたしが参加もしくは登壇する読書会・トークイベントで、告知済みのものは以下のとおりです(来週の福島読書会は満席となりました)。
 
・8月31日(木)20:00~22:00
野崎歓×越前敏弥 「世界文学と翻訳について、話したいことはいくらでもある」(下北沢 本屋B&B)【『世界文学大図鑑』刊行記念】

・9月2日(土)15:30~17:00
翻訳百景特別編・訳者が語る「世界文学大図鑑」の魅力(朝日カルチャーセンター新宿教室)【三省堂の編集者との対談形式、横浜でおこなったものとは別内容】

・9月30日(土)15:00~17:00
金沢読書会(課題書『災厄の町』エラリイ・クイーン)

・10月27日(金)19:00~20:30

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 朝日カルチャーセンターの10月期翻訳講座は、新宿教室横浜教室が今月22日、中之島教室が25日に受付開始です。内容の詳細については、今月末までにこのブログでお知らせします。

2017年8月 8日 (火)

INFORMATION 2017-08-08

 例年と同じく、今年も読書探偵作文コンクールがはじまっています(締め切りは9月25日)。従来の小学生部門のほか、中高生部門が5年ぶりに復活し、最終選考委員に金原瑞人さんをお招きすることになりました。ぜひお知り合いのお子さんなどをお誘いください。

 読書探偵作文コンクールから生まれた翻訳児童書ガイド『外国の本っておもしろい!』は、版元サウザンブックスのオンラインストアでの販売がはじまりました。紙の書籍はこのページ、電子書籍はこのページで購入できます。
 通常の書店では、紀伊國屋グランフロント大阪店と青山ブックセンター本店での販売がはじまっています。また、すでに取次登録が完了しているので、全国どこの書店でも注文して取り寄せることができます
 いくつかのオンライン書店でも、すでにページができていますが、販売開始はお盆明けになりそうです(予約はできます)。

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 少し前に「はじめての海外文学 Vol.3」の公式サイトが正式に動きはじめ、海外文学や翻訳出版関連のイベント情報などを随時掲載しています(かなり増えました)。更新は週に1回程度なので、ぜひそのぐらいの間隔でご覧ください。

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 今後わたしが参加もしくは登壇する読書会・トークイベントで、告知済みのものは以下のとおりです。 

・8月27日(日)13:30~16:30
福島『Yの悲劇』読書会(二本松市 市民交流センター)【最初の1時間はミニトーク「エラリー・クイーン翻訳秘話」】

・8月31日(木)20:00~22:00
野崎歓×越前敏弥 「世界文学と翻訳について、話したいことはいくらでもある」(下北沢 本屋B&B)【『世界文学大図鑑』刊行記念】

・9月2日(土)15:30~17:00
翻訳百景特別編・訳者が語る「世界文学大図鑑」の魅力(朝日カルチャーセンター新宿教室)【三省堂の編集者との対談形式、横浜でおこなったものとは別内容】

2017年8月 3日 (木)

『外国の本っておもしろい!」』出版記念イベント開催

 7月30日、クラウドファンディングで作った『外国の本っておもしろい!』の出版記念イベントがおこなわれました。支援者や過去の最優秀作品受賞者の皆さん、読書探偵作文コンクールやこの本の関係者が一堂に会し、授賞式と世界各地の文化の紹介を楽しみました。集まってくださった方々、企画実現に協力してくださった方々にあらためてお礼を申しあげます。

 イベントの様子はサウザンブックスによってここで紹介されています。ぜひご覧ください。

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『外国の本っておもしろい』(読書探偵作文コンクール事務局編、サウザンブックス)は、現在、青山ブックセンター本店と紀伊国屋グランフロント大阪店で販売されています。また、サウザンブックスのオンラインショップのほか、いつかのオンライン書店でも扱いますが、販売開始は今月中旬になるようです。しばらくお待ちください。

 そして、今年の読書探偵作文コンクールも募集を開始しています(締め切りは9月25日)。今年は中高生部門が復活しました。ぜひお知り合いのお子さんなどをお誘いください。

小学生部門(最終選考委員:越前敏弥・ないとうふみこ・宮坂宏美)

中高生部門(最終選考委員:金原瑞人・田中亜希子)

2017年7月26日 (水)

INFORMATION 2017-07-26

 クラウドファンディングによって作った翻訳児童書ガイド『外国の本っておもしろい!』が完成しました。あらためて、支援や宣伝をしてくださった皆さん、ありがとうございます。

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 数日前から、クラウドファンディング支援者の皆さんのお手もとへ、限定版冊子「ぬすまれた手紙」とともにお届けしています。

 支援者以外のかたについては、版元のサウザンブックスのサイトで、すでに予約購入できるようになっています。ほかのオンライン書店でも近々購入できるようになります。

 実店舗では、紀伊国屋書店グランフロント大阪店の夏休み課題書コーナーですでに販売が開始されています。また、月末から青山ブックセンター本店にも置かれます。

 この本による収益は、すべて今後の読書探偵作文コンクールの運営資金として使われます。引きつづき、どうぞよろしくお願いします。

 今年の読書探偵作文コンクールの募集もはじまっています。小学生部門はここ、中高生部門(今年から復活)はここをご覧のうえ、ぜひご応募ください。
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 書店フェア「はじめての海外文学 Vol.3」のサイトが本格的に始動しています。主催するフェア、トークイベント、読書会などの情報を掲載するかたわら、各地でも海外文学や翻訳出版にまつわるイベントについても定期的に紹介します。

 週に一度くらい更新していくので、ときどきここをご覧になってください。

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 29日(土)の昼に朝日カルチャー新宿教室で「『メアリと魔女の花』翻訳秘話」があります。英国ファンタジーの魅力や翻訳作業の楽しみなどを、さまざまな角度からお話しします。映画・原作とも、未体験でも体験済みでも参加OKです。

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『世界文学大図鑑』については、今後以下のふたつのトークイベントがあります。

・8月31日(木)20:00~22:00

・9月2日(土)15:30~17:00
翻訳百景特別編・訳者が語る「世界文学大図鑑」の魅力(朝日カルチャー新宿教室)【三省堂の編集者との対談形式】

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2017年7月18日 (火)

パロディ本『ダ・ヴィンチ・コッド』から名訳・珍訳集(3)

 前回からだいぶ経ってしまいましたが、「パロディ本『ダ・ヴィンチ・コッド』から名訳・珍訳集」のつづきです。第1回第2回も読んでみてください。

 今回はこの個所について。

 Directly opposite Sauna-Lurker's office door was a mural, or 'wall painting', of Leonardo's celebrated Last Supper, filling the space from door to ceiling.

 今回は前2回とちがって、ことば遊びはありません。問題は

a mural, or 'wall painting'

 の個所です。言うまでもなく、この or は「または」ではなく「つまり」「すなわち」ですが、ここをたとえば、そのまま
壁画、つまり「壁に描いた絵」

 などと訳していいでしょうか(半数以上の人がそのように訳していました)。

 英語の mural は、難解なことばではありませんが、あまり使われないことばなので、ここではわかりやすく wall painting と言い換えているわけですが、日本語では「壁画」ということばのなかに「壁」がはいっているので、「壁に描いた絵」と言い換えたところで、ほとんど説明になりません。

 こういう場合は、説明不要なのであえて訳さないのもひとつの手です。わたしはここ全体を

サウナニカクレールの部屋のドアの向かいに、ダ・ヴィンチの代表作〈最後の晩餐〉の壁画があり、床から天井までを覆っている。

 としました。

 もうひとつの手としては、「壁」の連発を避けるような訳し方をすることです。mural の訳を「壁画」以外にするのはむずかしいので、'wall painting' のほうを「ウォールペインティング」とした人がいましたが、これはうまい方法だと思います。これなら説明になっているだけでなく、カンマでくくられている意図もうまく訳文に反映されている気がします。

 英語に書かれているものをすべて訳す必要がない例としては、ほかに he or she とか、 the killer or killers などがあります。日本語では、性別や単数・複数にこだわる必要がない場面も多く、そういうときに逐語訳をすると、無意味に浮いてしまい、かえって原文の趣旨が正確に伝わらなくなるのです。

 今後もこのようにワンポイントで何か解説できるときは、ときどき書きます。

 朝日カルチャーの「英米小説の翻訳」のクラスでは、9月までこの『ダ・ヴィンチ・コッド』を扱います。途中入学も可能なので、参加したいかたはそれぞれの教室へお問い合わせください(大阪・中之島は今週末開催で、予習教材があるので、すぐにでもお申しこみください)。

新宿火曜午前(8月1日&9月5日、10時から11時30分)
新宿土曜午後(8月5日&9月2日、12時30分から14時)
横浜(8月26日&9月9日、15時15分から16時45分)
中之島(7月22日、13時から16時) 

◎今週末の関西でのトークイベント・講演

21日(金)18:30~20:00
『新訳 メアリと魔女の花』翻訳秘話(紀伊國屋書店グランフロント大阪店特設会場)

22日(土)16:30~18:00
魅惑の『世界文学大図鑑』 (朝日カルチャーセンター中之島教室)

23日(日)13:30~15:00
「メアリと魔女の花」原作翻訳者トークショー(OSシネマズ神戸ハーバーランド ロビーイベントスペース) 

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