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  • 越前敏弥
    文芸翻訳者。 いまのところ、更新は週1、2回程度です。 ご感想・お問い合わせなどは office.hyakkei@gmail.com へお願いします。
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2017年1月17日 (火)

INFORMATION 2017-01-17

 DOTPLACEの連載〈出版翻訳あれこれ、これから〉の第9回「出版翻訳者の心がけるべき8か条(前編)」が公開されました。
 今回は特に翻訳学習者やキャリアの短い人、ぜひ読んでください。後編は2月15日に掲載される予定で、それがこの連載の最終回になります。
〈出版翻訳あれこれ、これから〉の過去の記事は以下のとおりです。未読のかたは合わせてどうぞ。
 

 第1回「翻訳小説のおもしろさを伝えるために
 第2回「
翻訳書が出るまで
 第3回「
翻訳出版の企画を立てるには
 第4回「
翻訳書の読者を育てるには
 第5回「
出版翻訳の印税や契約について
 第6回「
全国翻訳ミステリー読書会
 第7回「
はじめての海外文学について
 第8回「
《BOOKMARK》、サウザンブックスほか 

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 2月4日(土)の中田秀夫監督との公開対談「映画日和、翻訳日和」は、まだまだお席があります。非常に珍しい機会なので、ぜひお越しください。くわしい内容についてはここに書きましたが、そのほか、新作〈ホワイトリリー〉の英語版字幕に関する話も少しすることになりました。お申しこみは朝日カルチャーセンター新宿教室へお願いします。 

 朝日カルチャー大阪中之島教室の1月期翻訳講座「英米小説の翻訳」は、今月28日(土)の午後2時30分から5時30分までの3時間です。予習教材があるので、参加を希望なさるかたは早めにお申しこみください。 

 また、同じ28日の午後0時30分から2時まで、定期開催の一般講演「翻訳百景 英語と日本語のはざまで」があります(半年前におこなったものとまったく別内容です)。こちらは少しだけ語学の知識が必要ですが、どなたでも予習なしで参加できます。お気軽にお越しください。 

 朝日カルチャーの翻訳講座の内容について、詳細を知りたいかたはこの記事を見てください。

2017年1月 3日 (火)

2017年の予定など

 あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。 
 2017年の翻訳の仕事やイベントなどの予定を簡単に書きます。
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 まず、昨年12月11日におこなわれた「はじめての海外文学スペシャル」の動画が「翻訳・通訳のトビラ」のサイトで公開されたので、お時間のあるときにこれをぜひご覧ください。ご協力くださったアルクの関係者のみなさん、ありがとうございました。くわしいレポート記事は今月下旬までに公開されるそうです。 

 書店フェア「はじめての海外文学」のまとめ記事はこちら。次回も年末あたりにさらに大規模なトークイベントを開催できるよう準備するつもりです。楽しみにお待ちください。 

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 訳書では、まず4月中旬に三省堂から『世界文学大図鑑』(仮題)が刊行されます。古今東西の名作を豊富な図版とともにわかりやすく解説した大著で、海外文学好きの人にも、これからどれか手にとってみようという人にも、自信を持ってお薦めできる本です。刊行に合わせて、4月21日(金)の夜に紀伊國屋書店グランフロント大阪店でトークイベントをおこなう予定です。 

 それとほぼ同時期、おそらく4月20日ごろになると思いますが、ハーパー・コリンズ社からSteven Rowley著 Lily and the Octopus の訳書(仮題は決まっていますが、もう少し内緒にさせてください)が出ます。ゲイの青年とダックスフントのリリー、そして謎のタコの三者を主人公とした楽しくも哀しい物語です。ジャンルとしては、ミステリーではなく、マジックリアリズムを駆使した一般文芸ということになるでしょうが、難解な作品ではまったくなく、動物を飼っている(いた)人はもちろん、性別や年齢に関係なく、多くの人たちの共感を呼べる作品だと自負しています。わたしの過去の訳書で最もタイプが近いのは『父さんが言いたかったこと』です。 

 6月ごろには、集英社文庫からルーマニアのE・O・キロヴィッチによる『鏡の書』(仮題)が出る予定です。年末の《このミステリーがすごい!》の「我が社の隠し玉」コーナーでも紹介されているとおり、36か国が版権を取得した話題作で、何人もの人物がそれぞれにまったく異なる証言をおこなった迷宮入りの殺人事件を扱ったものです。芥川龍之介の「藪の中」(あるいは黒澤明監督の〈羅生門〉)の長編ミステリー版だと考えてもらってもいいかもしれません。

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 そしてもう1作、4月か5月に、ある映画の原作本の新訳が共訳の形で出ますが、これについては、もう少ししてからお知らせします。 

 ダン・ブラウンの新作 Origin は本国で9月末に出るとすでに伝えられていますが、これに関してはまだ何もわかっていません。 

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 今年もまた読書探偵作文コンクールを開催します。未来の読者を育てていく試みに賛同してくださるかたは、ぜひお知り合いの小学生にこのコンクールのことを教えてあげてください。 

 現在、読書探偵作文コンクールのこれまでの優秀作品を集めた文集の出版計画を進めています。クラウドファンディングを利用した形を考えていて、おそらく近々その具体的な計画を公開できると思います。その節にはぜひご協力ください。

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 朝日カルチャーセンター(東京・新宿教室と大阪・中之島教室)の1月期翻訳講座の日程と内容については、こちらの記事を見てください。 

 1月28日の大阪での一般講演「翻訳百景・英語と日本語のはざまで」と、2月4日の東京での公開対談「映画日和、翻訳日和」(ゲストは中田秀夫監督)には、どなたでも参加できるのでぜひお越しください。 

 今年はさらに別の教室での出講がいくつか決まっています。これも近々お知らせします。 

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 そして今年も全国翻訳ミステリー読書会になるべく多く参加するつもりです。 

 まずは1月21日の松山読書会に参加し、そのほかでは、5月20日の福岡読書会にも出向く予定です。 

 新たに別の地域で読書会を立ちあげたいかたは、office-hyakkei@gmail.com までご一報ください。 

 最新版の全国MAPはこちらです。

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2016年12月22日 (木)

「映画日和、翻訳日和」

 すでにお知らせしたとおり、2月4日(土)の15時30分から朝日カルチャーセンター新宿教室で、映画監督の中田秀夫氏との公開対談「映画日和、翻訳日和」があります。

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 中田監督は大学時代からの友人で、かつていっしょに映画評論の同人誌を作っていました(対談当日には実物をお見せします)。その後、日活に助監督として入社し、30代前半から監督として長く第一線で活躍しています。「リング」「女優霊」「仄暗い水の底から」「L Change the World」「怪談」「クロユリ団地」など、ホラーの趣向が強い作品が代表作とされることが多いのですが、その一方で、「ジョセフ・ロージー 四つの名を持つ男」「サディスティック&マゾヒスティック」「ハリウッド監督学入門」「3.11後を生きる」といったドキュメンタリー作品を多く撮ったり、海外へ進出して "The Ring Two" や "Chatroom" といった作品を手がけたりなど、さまざまな顔の持ち主です。

  そして2月中旬には、5人の監督(行定勲、塩田明彦、白石和彌、園子温、中田秀夫)による日活ロマンポルノ・リブート第5弾として、最新作「ホワイトリリー」が公開される予定です。

  対談では、学生時代や助監督時代のことからはじめ、イギリス留学時代、ハリウッドでの仕事などにもふれつつ、後半は「ホワイトリリー」の話を中心に、いま興味のあること全般について話してもらうつもりです。

  わたしがふだん朝日カルチャーセンターの講演や翻訳百景ミニイベントなどで話していることとはまったくちがう、そして、中田監督の通常のインタビューやトークショーなどで出る話とも大きく異なる内容の対談になることは確実で、わたし自身もいまから楽しみにしています。

 なお、日活ロマンポルノに対するわたしの思いについては、ずいぶん前に書いた文章ふたつがこのブログにあるので、参加なさるかたは、よかったら予習も兼ねて読んでみてください。

 「生きつづけるロマンポルノ」(その1)

 「生きつづけるロマンポルノ」(その2)

 公開対談のお申しこみはこのページから、または朝日カルチャーセンター新宿教室へ電話してくださってもだいじょうぶです。とても珍しい機会なので、ぜひお越しください。

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2016年12月19日 (月)

INFORMATION 2016-12-19

 DOTPLACEの連載〈出版翻訳あれこれ、これから〉の第8回「《BOOKMARK》、サウザンブックスほか」が公開されました。  

  〈出版翻訳あれこれ、これから〉の過去の記事は以下のとおりです。未読のかたは合わせてどうぞ。 

 第1回「翻訳小説のおもしろさを伝えるために」  

 第2回「翻訳書が出るまで」  

 第3回「翻訳出版の企画を立てるには」  

 第4回「翻訳書の読者を育てるには」  

 第5回「出版翻訳の印税や契約について」  

 第6回「全国翻訳ミステリー読書会」  

 第7回「はじめての海外文学について」  

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 1月21日の松山翻訳ミステリー読書会は、いったん満席となりましたが、その後増員されて、少し残席があるそうです。課題書はドン・ウィンズロウのニール・ケアリー・シリーズ第1作『ストリート・キッズ』(東江一紀訳、創元推理文庫)。わたしも参加します。11月の徳島につづく四国行きを楽しみにしています。 

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「はじめての海外文学フェア」のまとめ記事は、週に1度くらいのペースで更新されています。お近くに開催店舗がある場合、ぜひ足を運んでみてください。先日のイベントのレポート記事と動画の公開はもう少しお待ちください。 

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 朝日カルチャーセンター1月期の文芸翻訳講座は、以下のリンクからお申しこみください。クラス内容の詳細はこの記事にまとめてあります。 

◎新宿教室 

文芸翻訳のツボ(オリエンテーションクラス) 

英米小説の翻訳(火曜午前) 

英米小説の翻訳(水曜夜) 

英米小説の翻訳(土曜午後) 

映画日和、翻訳日和(映画監督・中田秀夫氏との公開対談) 

◎中之島教室 

英米小説の翻訳(土曜午後、全1回) 

翻訳百景・英語と日本語のはざまで(一般向け定期講演、前回とちがう内容)

2016年12月12日 (月)

「はじめての海外文学スペシャル」報告

 昨日、第21回翻訳百景ミニイベント「はじめての海外文学スペシャル」がおこなわれました。 

 わたしも含めて総勢19名の翻訳者が全力で自薦他薦のお薦め本について語るという初の試みに最後までお付き合いくださった約150名の皆さん、ありがとうございました。一部のかたにはお立ち見をご承諾いただき、また、ほかの皆さんにも窮屈な思いをさせてしまいましたが、どうかご容赦ください。 

 純文学系・エンタテインメント系・児童書&ヤングアダルト系など各ジャンルにわたり、しかも英語圏以外も含めての翻訳者がこれほどたくさん集まって話をしたイベントは、わたしの知るかぎりはじめてのことで、まずはこのような機会を作れたことをうれしく思っています。 

 それぞれの翻訳者が3分から4分程度で1冊の本について語るという形式でしたが、短い時間のなかで、それぞれが個性豊かに本の紹介をなさっているさまは壮観でした。今後、本を人に薦めていく際の参考にさせてもらいます。 

 会場には登壇者だけでなく、海外文学好きの参加者の皆さんの熱気が満ちあふれ、翻訳者として、われわれの業界の未来を心強く感じさせてくれるイベントでした。「はじめての海外文学フェア」を主催してくださっている書店員さんたちにも最初と最後にご登壇いただき、充実した集まりになったと思います。ご協力くださった皆さん、集まってくださったすべての皆さんに感謝します。 

 参加者のかたからのアンケート回答をいくつか紹介します(ほんの一部です)。

・海外文学に向けて新しい窓がつぎつぎとパッパッと開いていくかのようなトークの連続、とても楽しく幸せな時間でした。参加させていただいてありがとうございました。内容だけでなく、会場の雰囲気もあたたかくて最高でした。きっと本を大好きな人ばっかり集まっているからでしょうね。スタッフの皆さまもお疲れさまでした。ふだん、あまり表に出ていらっしゃらない翻訳家の皆さんのお話を聴けるこのような機会がもっとあればいいなと思いました。会が終わったらすぐに書店に走りたくなりました!

・憧れの翻訳者の方々がこんなにも一堂に会して、うれしげに本の紹介をするのをたくさんお聞きすることができ、ほんとうに至福のひとときでした。第2弾、第3弾とつづけてほしいイベントです。つぎはもっと時間をたっぷりとっていただけるとうれしいです。また、どうしても英語圏作品に偏ることになるので、意識的にマイナー言語の作品をもっと大きく取り上げてもいいのかなと思いました。

・とてもぜいたくな楽しいイベントでした。図書館で子どもの本を担当して10年ぐらいで、今年から大人の文学を担当し、海外文学の情報を得るのがとてもむずかしいと感じています。本の世界は広いと痛感し、手がかりを探しています。図書館に来る人もとっかかりがなく、選びにくいこともあり、なかなか借りられないままで古くなるのはとても残念です。展示などやってみます。つぎのイベントでは、海外の今を感じられる本や、歴史や戦時下の人々の思いが感じられる本などを紹介してもらいたいです。

・自分の趣味だけでは読書の幅がなかなかひろがらないので、思いきって来てみました。ファンタジーやYAはいままでほとんど読んでこなかったので、知らないことばかりで、とても読みたくなりました。

・年末の恒例イベントとして開催されることを希望します。

 ツイッターのまとめ記事(togetter)「はじめての海外文学 Vol.2」でも、イベントの様子がかなりわかります。 

 今回は広い会場をとることができず、募集を開始して1週間あまりで満席となってしまい、多くのかたにおことわりせざるをえなかったのを心苦しく思います。フェアもトークイベントも大盛況だったので、来年あたりに再度この手のイベントを企画できると思います。こんどはもっと大きな会場で、質疑応答の時間もとるような形を考えていますので、どうぞその節はよろしくお願いします。 

 イベントの様子のほとんどを収録した動画とレポート記事が、アルクの翻訳・通訳のトビラで近日中に公開されます(ごく一部ですが、公開できない個所もあります)。今回参加できなかったかたも、ぜひそちらでお楽しみください。公開されたら、このブログでもお知らせします。 

 次回の翻訳百景ミニイベントについては、現時点では未定です。わたしが登壇するトークイベントとしては、来年の初めに以下のふたつがあります。よかったら、そちらへお越しください。 

翻訳百景・英語と日本語のはざまで(単独講演) 

 1月28日(土)12時30分から14時 

 朝日カルチャーセンター中之島教室 

映画日和・翻訳日和(映画監督・中田秀夫氏との公開対談)

 2月4日(土)15時30分から17時

 朝日カルチャーセンター新宿教室

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